287 / 311
とまらない星斗②
「・・・ご主人様・・・っ、ご主人様・・・っ、俺のイクところを見て・・・ご主人様の大きいのでイケるところを見て・・・」
「ああ、ちゃんと見ててあげるから、気持ち良くイッてごらん」
星斗は眞門の両方の手をそれぞれに握ると指を絡ませ、眞門の手をギュッと強く握る。
「・・・あーーっん、イク・・・っ、イク・・・っ、イク・・・っ、イクっっっ!」
と、声高々に口にすると、眞門に支えてもらう中で、星斗は体を思いっきり反らせながら果てた。
果てた途端、崩れ落ちる様に眞門に抱き着く。
肩で荒く息をする星斗を抱きかかえたまま、眞門は起き上がった。
そして、星斗が身に着けているエプロンの下の方を掬い上げて、星斗の股間を確認してやる。
星斗のペニスの先がうっすらと濡れているのが分かる。
「・・・この状態じゃ、オスイキしたのかメスイキしたのか判断つかないなー。さすがにあれだけしてるから、精子はもう空っぽだったとは思うんだけどな・・・」
性交のし過ぎで星斗の心身に異常が起きていないか、眞門はそれを心配し、確認していた。
「・・・ご主人様」
星斗がまた甘えた声を出す。
「褒めてもらえますか?」
「え?」
「ご主人様のでイケたの褒めてもらえますか?」
「ああ、えらい、えらい」
Sub dropさせるわけにいかないので、眞門は適当に合わせた。
「じゃあ、ご褒美をください」
「何が欲しいの?」
「ご主人様もイッてください」
「・・・へ?」
「俺のお尻の中でイッて。ご主人様専用のお尻にご主人様の匂いをいっぱい付けて」
「えっ・・・」
眞門は表情を凍り付かせた。
「俺も・・・イクの?」
「いっぱいつけて欲しい。ご主人様の体液を体中につけて欲しい」
「えーっ、さすがにそれは無理かな・・・もう出るものも出ないだろうし・・・それにね、あそこの先っちょがね、擦れてて、さっきから少し痛いんだ・・・」
眞門は星斗のおねだりをやんわり断る。
「・・・俺、ダメSubでしたか?」
星斗の目がウルウルと涙で溢れてくる。
「えっ・・・嘘!? なんで・・・? なんで、泣くの!?」
「・・・俺、ご褒美もらえないんですか?」
そう言うと、星斗は今にも泣きそうな顔になる。
「待って、待って、待って! 分かった、分かったからっ、サブドロしちゃうから泣かないっ!!」
「・・・分かりました。じゃあ、俺、もう一回、イキます・・・イケば良いんですよね・・・」
「へ!?」
「何回でもイキます。褒めてもらえるまでイキますっ」
「イヤイヤ、ダメだって!! いいかい、男はね、射精しすぎると死んじゃう生き物なんだよっ、イク度に心臓に負担がめちゃくちゃかかるの! 保健体育で習わなかった?」
「でも・・・俺・・・ご主人様にご褒美もらえないなら・・・折角、ご主人様の支配物だって言ってもらえたのに・・・ご褒美もらえないダメSubなら・・・死んだ方がマシです・・・だから、だから・・・」
星斗はそこまで言うと、また今にも泣きそうな顔になる。
「ダメ、ダメ、ダメっ、だから泣いちゃダメっ! サブドロするかもしれないから、絶対に泣いちゃダメっ! ・・・参ったな、もう、勘弁してよ!!」と、声を大にすると、眞門は星斗を押し倒した。
「これじゃあ、どっちがDomでどっちがSubか分かんないよっ!!」
眞門はそう嘆いた。
星斗がワクワクした顔で眞門を見つめた。
「大好き、ご主人様♥」
「・・・俺も」
星斗をSub dropさせないために、イヤでも合わせるしかない眞門。
男の最後の気力を振り絞って、星斗が望む通りに抱いてやった。
ともだちにシェアしよう!