307 / 311

鬼Dom

両家の顔合わせがあったレストランの上の階にある客室に星斗と眞門はすぐになだれ込んだ。 部屋に入るなり、星斗はトロトロになった顔で眞門に甘える。 「知未さん~」 「コラッ、最後までお利口に出来るって約束したじゃないか」 「だって、振動させられるやつを入れられたの初めてなんだもん」 「入れるものを次に進めなきゃ、アナニーの調教にならないだろう」 「でも、酷くないですか、初めてのモノを入れるなんて」 眞門の左手が星斗の尻の割れ目にある恥部に向かうと、スラックスの上から星斗の尻に入れられている固いものを指で軽く押し込む。 「・・・あっーンっ」 星斗から軽い甘い吐息が洩れた。 「ねえ、今日が俺たちにとって大事な日だってこと分かってる? なのに、あんなはしたない顔を見せて。バレたらどうするつもりだったの?」 「だって、辛くなったら、いつでもギブアップして良いって言ってくれたじゃないですか」 「言ったけど、覚えてる? ギブアップしたらお仕置き付きだって」 眞門が熱く見つめると、Domの圧に包まれたことを悟る星斗。 お仕置きが始まる。 すぐにそう悟った星斗は、 「・・・はい、ご主人様」 と、Subらしく返事をした。 ※  ※ スーツやシャツが皴になってはいけないからと、下着と靴下以外は全てを脱がされた星斗。 部屋に置いてある一人用の椅子の背もたれと向かいあうようにして、座る部位に両膝を突くか格好で尻を突き出した星斗。 その突き出し星斗の尻を眞門の右手が男性器を模った淫具で虐めていた。 「あっ・・・あんっ・・・あっ・・・ああぁっ・・・」 「そうそう、自分の気持ち良いところを自分で合わせて・・・うん、そう、うまい、うまい・・・」 星斗は低めな背もたれに胸の中で抱きしめるように縋り付くと、自ら、腰を曲げたり反ったりクネクネとさせながら、淫具を自身の尻の中にある最も敏感な箇所へとこすりつけた。 「しかし、あんなに履くの嫌がってたエッチな下着も星斗はいつの間にか平気で履くようなSubになっちゃったんだね・・・」 と、眞門はどこか感心したように話す。 星斗はSubの男性ならみな喜んで履くと言われる、尻を丸出しにして履く下着、ジョックストラップの下着を見に着けていた。 「・・・違いますっ、知未さんがこれを履くように俺に命じたんじゃないですかっ。下着を脱がすのがいちいち面倒だからって」 「そうだったけ・・・?」と、眞門はとぼける。 「・・・あーっン・・・あっ・・・ああーン・・・」 星斗は淫具に頼るも、まだ全く慣れていないせいで、なかなか絶頂を迎えられない。 「知未さん・・・」 我慢できなくった星斗は眞門を求めた。 「ダメだよ。本物は食事会まで我慢できたらのご褒美だったでしょ」 眞門はそう言って、淫具を差し込んだまま星斗の尻を虐めた。 「だから、早く、アナニー出来るようになれば良いのに・・・次はチクニーの調教も待ってんだよ」 「・・・だって、俺はイヤなんだもんっ、知未さん以外のでイクのなんて絶対にイヤなんだもんっ」 「そんな可愛いこと言っても、ご褒美はお預けですぅ~」 明らかに意地悪な物言いで告げると、眞門はスマホを取り出した。 そして、なにやら画面を操作する。 尻に挿入された淫具がウゥーーーンと、うねり始めた。 「! ・・・あーーっン」 星斗がイヤらしい声を上げた。 どうやら、尻に挿入された淫具は眞門のスマホで遠隔操作できる仕組みの様だ。 眞門は尻に突き刺さった淫具から手を放すと、星斗の顔がある方へと近づく。 「あんなに息子のことを心配しているお母様に、大事な席で息子がアナニーの調教をされていたなんて知られたら、また猛反対されるだろうな・・・」 そんな空想を呟きながら、眞門が背もたれの向こう側に立つと、スラックスのチャックを自ら下げ始めた。 低い背もたれの上に顔を乗せているような格好の星斗の目の前に、眞門の大きく膨れ腫らした下腹部が差し出される。 「Lick(舐めて)」 眞門の顔がサディスティックな顔つきに変わっている。 「!」 その顔を見て、星斗はSub性を大いに刺激された。 Commandに絶対服従のSubの星斗は、眞門のペニスを口いっぱいに頬張り始める。 「これも初めてだよね・・・? 下の口も上の口も同時に犯されるの」 「・・・・・」 「どうしよう、食事会を抜け出して、息子にこんなことしてるって星斗のお母様にバレたら・・・結婚を破談にされちゃうよね・・・」 「・・・・・」 「謝ったら許してもらえるかな・・・息子さんをいっぱい汚してすみませんって・・・これからもいっぱい汚すつもりのですみませんって言ったら・・・」 眞門の冷淡な口調はどこか楽しそうで、星斗の口内を膨れ上がった自身の肉棒で虐めることにとても快感を得ているようだった。 「ねえ、また勝負しようか?」 「・・・なんですか?」 愛撫を休むことなく、星斗は尋ねる。 「この状態で俺を星斗より先にイカせたら、素敵なご褒美をあげる」 「!」 「どうする?」 「やりますっ」 即断すると、星斗の愛撫は一段と激しくなった。

ともだちにシェアしよう!