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第4話

先輩が身じろぎしたので、僕ははっと我に返った。 僕の胸に額をつけてうつむいていた先輩の顎を持ちあげてキスすると、ベッドにそっと押し倒した。 バレー部の練習や試合は室内であるのに関わらず、登下校や体育の授業で日焼けしたのか、先輩の腕や脚は浅黒い。 しかし、裸にしてみると、胸や腹、背中はとても白く、そのなめらかな肌に鼻先や唇、舌を這わせて肌がだんだん赤く熱っぽくなっていくのを感じるのが僕は好きだ。 舌を絡ませあった濃厚なキスを交わして、そのまま顎から喉へと唇で啄ばみながら下がっていくと、先輩の体が震える。体を愛撫されることになかなか慣れず、いつも恥ずかしそうにしている先輩はかえって色っぽくなり、僕もゾクゾクしてしまう。 胸まで下がると、服を脱がせたときにだいぶ弄ったので小さくて可憐な粒が赤くなっていた。包み込むように口に含むと舌先で軽くつついた。 「あっ…」 先輩が体を反らし、僕の肩をぐっと掴んだ。

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