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第5話

胸から腹へと唇をはわせながら、先輩のモノをそっと握った。すでに硬くなっていたモノを僕は口に含んだ。 「やあ…っ、それはいいよ…」 先輩は逃れようと体をよじったが、腰を掴んで押さえ込み、舌と唇で扱きあげた。 「…うぅん」 声とともに、体をビクビクと震わせて放たれた液体を飲み下すと、ぐったりした先輩を抱きかかえて毛布をかぶった。そして、先輩の少しウェーブした柔らかい髪に顔を埋めて目を閉じた。 窓の外は日が傾いて、子供の頃僕が植えたイチイの木がオレンジ色に染まっていた。

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