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第18話

お互いの気持ちに気づき付き合うようになった僕たちだが、男同士なので大っぴらにデートしたりは出来なかった。休み時間に誰もいない教室で落ち合ってキスしたり、すれ違いざまに手を触れ合ったりしていた。 しかし、健康な男子高校生がそんなことで満足出来るはずはない。 見ているだけで良かった片想いの頃ならまだしも、恋人同士と言う立場になって、気持ちだけでなく生理的にも先輩を求めるようになってしまった。それは先輩も同じようだった。 付き合い始めてしばらくたった頃、また鍵当番で最後まで残っていた先輩と、体育館の用具室でお互い貪るようにキスしていたとき、先輩の手が僕のシャツの中にするりと入り、腹から胸へと触って来た。キスだけですでに硬くなりつつあった僕のモノは、その刺激でますます硬くなり、痛いほどだった。 「…どうした?」 「先輩…」 僕の視線につられて先輩は下を見た。 「あ、ああ、そうか。よし、俺に任せろ」 そう言うと、僕のズボンのジッパーに手をかけた。

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