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第19話

「先輩も…」 僕も先輩のズボンのジッパーを引き下ろすと、先輩のモノを引き出し、先輩が出してくれた自分のモノと先輩の手と、全部重ねて握った。 僕の大きな手に包まれた先輩の手は小さくて、僕はますます昂まった。 先輩は僕の肩に顔を押し付け、声を殺して、でも気持ちよさそうに震えていた。 僕は自分のモノと先輩のモノをまとめて揉みしだき、扱き上げた。僕の手の中でイッた時、先輩はとうとう掠れた喘ぎ声を出し、それを聴いて僕も上り詰めてしまった。 お互いに生理的欲求が高まり、いつどんなタイミングで一線を越えようかと、探りあっているうちに、学校は期末試験期間に入った。 僕たちの高校は県内でも有数の進学校だが、文武両道がモットーなので部活動も活発だ。 ほとんどの運動部員は平日はもちろん土日も活動し、部活終了後に課外授業や塾、学校の課題をこなすというハードな日常を送り、遊ぶ時間はほとんどない。 恋人同士がデートする時間もないが、それでも男女のカップルであれば学校帰りの少しの時間にコーヒーショップで一緒に過ごしたりしている。だが、二人になるとお互いへの気持ちがダダ漏れになってしまう僕たちは、人目につくところであまり二人きりになる訳にはいかない。

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