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第22話

先輩はしばらく大人しくコーラを飲んでいたが、ローテーブルにグラスをドンと置いて立ち上がった。 朝のうちにシーツと枕カバーと、タオルケットを新しい物と取り替え、コロコロを念入りにかけた僕のベッドにボスンと座って先輩は言った。 「あーっ!もうウダウダしてても恥ずかしいことに変わりないんだから、ちゃっちゃとヤっちまおうぜ!」 「先輩っ!そんなムードの無い…」 「バカやろう!男同士にムードもクソもあるか‼︎」 そう言うと先輩はガバッとシャツを脱いで、僕を見て顎をしゃくった。 「お前も脱げ!そして、来い!」 「はいっっ!」 先輩の白い胸のピンクがかった薄茶色の乳首が、急に服を脱いだ寒さのせいか、緊張しているせいか、ぷつんと立っている。僕もシャツを脱いでベッドに上がり、先輩を抱きしめた。 肌と肌が密着する感じが想像以上に心地よく、このままいつまでも抱き合っていたいと思っていると、僕の耳元に唇を寄せて先輩が囁いた。 「お前、やり方知ってる?」 「ああ、あの、ネットで調べて、いるものは揃えたつもりです」 「ゴムとか?」 「そうです」 「…」 「あの、先輩、僕…」 「…俺も、準備して来たから!」 「じゅ、準備⁉︎どんな?」 「聞くなよ、恥ずかしい!」 そう言うと、先輩は僕の首に腕を回し、キスをした。

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