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第11話
「ああああっ」
ドクドク脈打つ先端から逢坂様は口を離す。
ゴクリと喉を鳴らし飲み込むと、口の端についた液体を手で拭い舐めとる。
その一連の動きがとても厭らしい。
「ごちそうさま」
「……も、う、やめて、下さ…」
強すぎる刺激に呂律が回らない口で必死に懇願し後退る僕を、逢坂様は楽し気に眺めながら一枚ずつ服を脱いでいく。
全てを脱ぎ去ると逃げようとした僕の足首を掴み引き寄せ、鞄の中から取り出したボトルの中身を僕の中心に向かって垂らした。
「つめたっ……」
「すぐ熱くなるよ」
「ひゃぁあっ……」
「まだ柔らかい。毎日ご主人様と沢山してるんだ。羨ましいなぁ」
「違っ…あ、あ…」
ローションを纏った指がズブズブと僕の後ろに埋まっていく。
創士様とは違う指の形に僕の身体は恐怖で震えだした。
その指はすぐ2本になり、僕の入り口を広げながら奥に進む。
「確かこの辺だったよね。君の良いところは?」
「んっ、んっ、……んあっ」
「あ、ここか」
「やあっ、やめっ、やめっ、てっ、あっ…」
前立腺を執拗に攻められ腰が揺れ、前からトロトロと蜜が溢れる。
逢坂様は僕のものを扱きながら溢れる蜜を舐めた。
「じゃあ本番始めよう」
「ぇ…まだ…やぁ…あああーっ!」
逢坂様は根元まで一気に挿入してきた。
入り口を通った時、ブツッと衝撃が走りビリリと痛んだ。
膝裏に差し込んだ腕に腰を持ち上げられると、僕の視界に結合部が写った。
「ほら見てごらん。柊君の中に僕がすっぽり埋まってしまったよ。ああ、あの頃のように血が出てしまった。解し方が甘かったね」
「あ、あ…」
お腹を伝い流れる血が臍の窪みに溜まり、溢れて胸に向かってきた。
「ふふっ」と笑い声に視線を上げると、楽しそうに笑みを浮かべる目と合った。
逢坂様は態と切れるように挿入した。
そうだ。あの頃も、こうやって痛みで泣き出した僕を楽しそうな笑みを浮かべて見ていた。
でも、今の僕は切れた痛みよりショックで涙が溢れていた。
創士様以外の人を受け入れたくなかった。
なのに、疼く身体はそれ以上の刺激を欲っして無意識に腰が揺れてしまう。
「ククッ。良いね、そのおねだり。…いいよ、沢山突いてあげる」
「いっ、違っ……んあっ、あんっ…」
激しい音を立てながら、逢坂様は僕の中を行き来し、程なく達した。
中に広がる別の熱に僕も達した。
「久しぶりだからすぐ出ちゃったな。ははっ」
「も、う、いいです、よね。やめて、ください」
「何を言ってるの?久しぶりに君の中にいるんだ、一度じゃ終わらないからね」
逢坂様はそう言いヘソの窪みを指で弄りながら僕のお腹を押す。
すぐ逢坂様の中心が再び膨れ上がり、外と中から僕の内臓を圧迫する。
「ぇ…嫌、だ……そぅ、あああーーっ」
そのまま、僕は逢坂様の気が済むまで抱かれた。
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