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第48話

「今日は、もう帰してください」 「何故?」 ベッドに仰向けになる僕にのし掛かる逢坂様は、楽し気な声で僕の頬を撫でる。 僕は手首をベルトで拘束されているうえ、ネクタイで視界を塞がれている。 逃げたいのに逢坂様の重みで動くこともできない。 「ゆ、友人が風邪で寝込んでるんです。早く帰りたいんです」 「へぇ、看病してるんだ」 「だからーー」 「なら、柊が頑張らないとね」 「ぅあっ…」 中をゴリッと抉られ身体が跳ね上がるほど仰反る。 今日は薬を使われていない。 早く帰るために、口での奉仕で許して欲しいとお願いしたが却下された。 だから、薬を使うと抜けるまで動けないから薬は使わないで欲しいとお願いした。 薬を使わない僕の身体はいつもより反応が悪くて……。 「なら、こうしよう」 逢坂様はネクタイで僕の視界を塞ぎ、それを外さないようベルトで手首を拘束した。 真っ暗な世界に不安で身体は敏感になり、少し触れられるだけで全身がゾワゾワした。 逢坂様は気持ちいいところを態と避け、ネチネチと弄った。 それがもどかしくて、自ら動き、いいところに当たると締め付けてしまう自分の浅ましい身体に、ただただ泣きたくなった。 今は、後ろに受け入れた逢坂様のものが動く度、息が詰まるほど苦しい。 「僕がイったら、今日はお終いにしてあげる」 「本当、ですか…?」 「友達想いの柊に免じてね」 逢坂様は耳元で囁くと、僕の両脚を肩に担いで腰を上げる。 そこから体重をかけて更に奥まで串刺しにしてきた。 「やぁっ…それ、やめっ、うっ…」 「ほら、早くしないと君の中にいる僕が萎えてしまうよ」 グリグリと奥を抉られ、苦しくて苦しくて食いしばるとネクタイを外された。 「その顔いいね」と嬉しそうに笑う逢坂様と目が合い、つい顔を顰めてしまう。 それが悪かったのか、逢坂様は達した後も僕の中から出ていかなかった。 それから苦しむ僕をニヤニヤ見ながらしつこく腰を叩きつけ、2度果てた後にやっと解放された。

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