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採血

「再転生したい・・・」 あの後、丁寧に身体を拭かれ、シルクみたいな肌触りのいい服を着せられた。 下着はないらしい。 つまり、ノーパンで、しかも、なんでかワンピースっぽい服。 超軽装。 何で俺だけこんな無防備なカッコなの。 股がスースーして不安なんだけど・・・。 主である俺を待っていたという大きな玉座に座らされ、脚を開いてしまわないよう無駄に気を使う。 座り心地は、悪くない。 ・・・が、居心地は、良くない。 さっきから入れ替わり立ち替わり、色んな魔族が挨拶にやってくる。 まあ、殆ど顔も名前も覚えられてないけど。 取り敢えず、俺をイキナリぶち犯しやがった銀髪イケメン野郎は覚えた。 ジオ。 この魔界でもトップの魔族らしい。 種族は雷獣・・・雷系のとにかく強い一族だとか。 いいな・・・職業より種族を選ぶべきだった・・・。 「魔王様、お疲れでしょう。私が癒して差し上げ・・・」 「いらん」 こいつ、隙あらばナニかしてこようとする。 来客も済んだ様なのでと、ジオが他の仕事で俺の側を離れた。 ああ、やっと一息つける・・・。 と、思ったら。 「君が魔王様?」 「ひえっ」 頭の上から突然声をかけられ変な声が出た。 だ、だれ・・・。 「魔王様なのに随分と可愛らしいんだね。なんだかムラムラするな」 「失せろっ!」 真っ赤な髪しやがって、なにがムラムラだっ! そいつは無遠慮に、玉座に座っている俺の上から覆い被さってきた。 ・・・なあ、俺、魔王様なんだよね? 失せろって言ったよ? 何で言う事聞いてくんないの? 「失せろだなんて言って、本当は俺が欲しいんでしょ?ほら、ここ、期待してるよ?」 「んやっ!?」 触られて気付いた・・・何で俺、勃ってんの? 「ち、ちが、ちがうっ、これは・・・っ」 「ああ、本当にそそる・・・美味しそうだ」 「ひぁあっ!」 赤髪が俺の首筋に噛みついてきた。 痛い、まじで痛い。 「いぁっ、あ・・・ん、はぁ・・・ぁんっ」 ぞくぞくぞくぞく。 やばい、なんだこれ、噛みつかれてるだけなのに・・・痛いはずなのに・・・。 キモチイイ。 もう俺、頭オカシクなってんのかな。 「俺ばかりがご馳走になる訳にいかないよね」 「な、に・・・んぁああっ!」 うそ・・・また挿れられてる・・・っ!? 赤髪は俺の両膝裏を抱え上げ、玉座に押し付けながら奥まで突っ込んできた。 「ぁっ、あぅ・・・っ、ふか・・・ぃ・・・っ」 「たっぷり味わってよ」 「ゃあっ、あっ、んぅう───っ!」 キスで唇を塞がれ、激しく犯される。 なんで、何で俺ばっかこんな目に・・・。 あれ、なんか、血の味がする・・・? 「んっん・・・ぷぁっ、てめ、俺の血吸っただろっ!?」 「大変美味しかったです。こっちも、ね」 「あぁんっ!」 ひいっ、こいつ吸血鬼だぁっ! ガンガン腰を打ち付けながら、また首筋に噛みついてくる。 やばい、コロサレル・・・。 「ひぁ・・・っ、ゃめ・・・ろ・・・っ、んゃっ、・・・ジオっ、ジオぉっ!」 不本意だが、唯一覚えている名前を呼んで助けを求める。 「お呼びですか魔王様」 「あぁっ、んっ、たす・・・け・・・っ、んぁああっ!」 ジオが見てる前でどぷどぷナカ出しされた。 しかも、ナカ出しされながらイくとか・・・最悪だ・・・。 「ひ・・・ん・・・っ、ぬ・・・ぃて・・・」 「はぁ・・・魔王様のナカ気持ちいい・・・ああ、でも、俺が吸っちゃった分ちゃんとお返ししないと、ね?」 「いらね・・・ひぁあっ!?」 なんで萎えねえんだよっ! 揺さぶんなっ!! 「ゃあっ、あっ・・・く・・・っ」 「魔王様、助けを求めて私をお呼びになったのかと思いましたが、観ていて欲しかったのですか?」 「ちが・・・ぁあぁうっ」 ジオは心底楽しそうに、俺がガンガン犯されてんのを見てる。 まじクソ野郎だなお前っ! 「おかわりあげるね、魔王様」 「は・・・ぁっ、ゃだっ、も・・・出さな・・・でぇ・・・っ」 まじで、お腹いっぱいだからっ。 「あ"あぁ───っ!」 ごり・・・っと奥を抉られて、電気が流れたみたいに痙攣しながらイった。 おかわり、が腹を満たしていく。 ああ、もう・・・。 頼むからいっそコロシテ・・・。 そして再転生させてくれえ───っ!!!

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