ボクサーパンツを脱がして、手のひらでローションを温める。 　指で会陰から奥までに塗りつけるように往復させると、礼央の身体がはねた。 　窄まりを指で押すとゆっくりとなかに指が入っていく。あっちぃな。 「んっ……」 「俺の指はどうです？　ボールペンより太いですか？」 「あっ、…………ボールペンのがふとい」 　礼央の答えに笑いそうになる。ほんとかわいいなこの人。どうしてくれよう。 「じゃあもう一本挿れますね」 　礼央のために深爪する勢いで爪を切ってやすりをかけて整えて、カサカサしないようハンドクリームを常に塗っている指をもう一本挿れた。 「あっ……！」 　ローションのぐちゅぐちゅという音が、淫靡さを増している。 　礼央の好きな前立腺を指で押してあげると「あんっ」と鳴いて背中がしなった。 「あっ、なぎさっ……」 「どうしたんです？」 　ふるふるとお尻が震えている。エロすぎて頭がクラクラする。 　礼央曰くボールペン以下の粗チンに、ラージサイズのコンドームをかぶせた。 　礼央のなかを拡げていた指を引き抜くと、その刺激で礼央がびくびくと震える。 　はあ〜〜エッチな身体すぎやしませんか礼央さん！ 　礼央の入り口にそっと先端を押しつけると、飲み込まれるように入っていってしまう。 「あっ、ん、んんっ……！」 「俺のちんちん、はいってるかわかんないですよね。礼央さんのここに、すぐ飲み込まれちゃいました」 　尻を割り拡げると、ぷっくりと赤く膨れたアナルを、渚の怒張が目一杯拡げている。 　ひくひくとふちが動くのと連動して、礼央のなかも動いて渚に刺激を与える。 「あっ！　わかんな……、あんっ、ちっさすぎい……」 　ひんひんと鳴き、良いところに当たるように腰を動かしながらわかんないと言う礼央がとんでもなくエロくて可愛い。 　渚とセックスするまで、礼央は後ろ未経験だったらしい。 　なんて僥倖、このお尻は俺が育てた、俺たち運命ですとしか言いようがない。こんなエッチなお兄さんになった責任は一生とるんで安心してください！　と言いたいがたぶん叩かられるのでやめた。 「ごめんなさい、粗チンで……礼央さんの良いとこまで全然届かない」 　わざと浅いところで抽挿すると、礼央から恨みがましそうな声を発する。 　礼央の足が背中に絡みついてきて、渚の身体を押す。その反動で渚のものがググッと奥まで入る。 「礼央さんっ……！」 　背中を足でドンドン蹴られる。いやだから力が強いって……！　 　渚のものが全部入ると、やっと背中を蹴る足が止まった。 　礼央の内襞が、渚のものをねっとりと締め付ける。 「気持ちいい、礼央さん……」 「なぎさあ……」 　入っても気付かないなんて言ったことをとっくに忘れているらしい礼央は、形の良い唇から甘い声を洩らす。 　その可愛らしい口からちろちろ見える赤い舌に、どうしよもない劣情に襲われ、噛み付くように唇を貪った。