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第33話

大きなケーキに『3』の数字のロウソクを差し、はるか先生がそれに火を灯してくれる。 部屋の明かりを消すと、はるき先生がハッピーバースデーの歌を弾いてくれて、それに合わせて皆さんが歌を歌ってくれた。 ぼくも可愛い我が子のために心を込めて歌ったんだ。 「悠太郎、フーってやって火を消せ!!」 「うん!」 はるか先生が声をかけてくれて悠太郎は言われた通りにすると、辺りは一瞬真っ暗になったけど、すぐにはると先生が明かりをつけた。 「おめでとー!!」 「ありがと!!」 先生方に言われて、悠太郎は嬉しそうに笑った。 「よし!記念写真撮るぞ!!」 そう言ってはるか先生がスマホを構える。 「お前ら、もっと寄れって!!」 悠太郎を中心に、なんとか全員が入った写真が撮れた。 「よし、写真も撮ったし、メシ食おうぜ!!とりあえずケーキは冷蔵庫に入れとくぞ!」 はるか先生がケーキを持って冷蔵庫の方に歩いていく。 「悠太郎くん、オレンジジュースでいいかな?」 「うん!」 「もも先生はお酒、飲めますか?」 「あ…はい、あまり強くはないんですが……」 「じゃあ、このスパークリングワインがいいと思います。カシスオレンジに近い味で美味しいですよ」 はると先生が悠太郎とぼくのグラスに飲み物を注いでくれる。 お酒、久しぶりに飲むけど大丈夫かな。 注がれた赤い炭酸入りの飲み物を、ぼくはドキドキしながら見つめた。

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