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第54話
「ん……っ、そう、だいぶ上手くなってきた……」
リビングのソファに座った浩のを、ぼくは浩に言われて跪くような体勢になって咥えていた。
この前してもらったように出来たら……って思ったけど、こんな風にされる事はあってもした事はなかったからなかなか上手く出来なくて、ようやく慣れてきた。
「んむ……んんっ……!!」
「……あ、悪ぃ、出ちまった」
頭を抑えつけられたと思ったら、浩がぼくの口の中にいっぱい射精する。
「うぅ……っ……」
苦しくて、少し噎せてしまった。
でもあの時、浩はぼくのを飲んでくれたから、ぼくも零さず飲んだ。
「どう?オレのセーシの味」
「分かんないよ。こんなの初めてだし。でも、ぼくのよりは苦くなかったと思う」
「お前はこないだ溜めすぎだったからだろ?今日は……あそこまでまずくないんじゃね?」
そう言って、浩がぼくの股間を足で押してくる。
「やぁ……っ……!!」
「人の咥えて興奮するなんて、スゲーHだな。ホラ、とっとと脱いでその顔に似合ってないブツ見せろよ」
「う……うぅっ……」
恥ずかしいのに、ぼくは浩の言う通りにした。
早く浩に触れて欲しかったからだ。
「へー、何もしてねぇのにもうこんなに濡れてる」
浩と場所を交代すると、堅くなって鈴口からダラダラと液を流すぼくのモノをまじまじと見られる。
「ひっ……あぁっ、ひろ……っ」
舌から上に舐め上げられると、身体がぞくぞくした。
浩はそうした後でぼくのを口に含み、すぐにイかせてしまう。
「あぁ……んんっ……!」
1滴残らず飲み干された後、浩がキスしてきてその味を教えられた。
それでまた、ぼくは興奮してしまう。
「な?こないだよりは不味くなかっただろ?」
「う、うん……」
「んな事どーでもいい、もっと気持ち良くさせてって言ってるな、その顔。わーってるよ」
そう言って浩は再びソファに腰を下ろすと、ぼくに膝の上に乗るように言ってきた。
「お前、脚細っ!!だから余計目立つのか」
「だ…だからあんまり言わないで。……恥ずかしいから嫌なんだ」
大きさの事を言われると、妻の事も思い出してしまって胸がチクチクする。
「…お前さぁ、それ、小さいヤツからしたら嫌味だからオレ以外の前で絶対言うなよ?」
「言わないよ!!っていうか君以外の人とそんな話する状況なんて絶対ないから!!」
ぼくの言葉に、浩がからかうように言った。
「そんなに怒んなよ。可愛い顔が台無しだぞ?」
「別に怒ってなんか……」
浩から視線を逸らすと、急に抱き寄せられてキスされる。
「う……んん……ッ……!!」
それで一度は引いた熱がまたぼくを襲い、理性を失わせた。
「触って、オレの」
「はぁ……あぁ……っ……!」
浩のがぼくのを握っている。
ぼくはその快感に打ちのめされながら、自分のをするように浩のを手で包んだ。
お互いのが触れあって、だんだんいやらしい音が大きくなっていく。
「ヨースケ……上に乗ったまま脚で挟んで」
「う……うん……やってみる……」
あの、脚で挟んで動かされるの、すごく気持ち良かった。
ぼくは少し体勢を変え、浩に言われた通りにしてみた。
「うぅ……ッ……!!」
「……っあ、めっちゃやべーじゃん……っ……!」
自分の脚なのにこんなに感じてしまうのは、浩のと触れ合ってるからだ。
こんな姿、絶対に悠太郎に見せられない。
そう思うと余計に身体が熱くなって、この行為に悦びを感じてしまった。
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