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第115話

「……っ、その舌の動き、エロすぎ……」 ソファに座った浩のを愛撫しているぼくを見下ろすその声は、とても気持ち良さそうだった。 「んは……ぁっ……」 根元から少しずつ上に舐め上げると、浩のはビクビクと震え、反応してくれる。 「お前……だいぶ上手くなったから……油断したらすぐイキそ……っ……」 ぼくの髪を撫でながら話す浩の色っぽい声に、ぼくは興奮していた。 「……っあ……ッ!」 先端を口で含みながら手で扱くと、浩はぼくの口に精液を流し込んでくる。 「んん……ッ……」 少し苦しかったけど、ぼくは零さず飲み干していた。 「クソ……っ、今に見てろよ……」 そう言って、浩はぼくの浴衣を脱がせて膝の上に乗せると、指を濡らしてお尻の方にその手を伸ばす。 「や……っ、そんないきなり……っ」 「うるせーな、もう柔らかくなってんじゃん。オレの咥えながら挿れられるコト、考えてたんだろ?」 「あぅ……ッ……!!」 浩の味を知ってしまったぼくの身体は、その指さえもすぐに受け入れてしまっていた。 そして浩もぼくの気持ち良いトコロをもう分かっていて、指でそこばかり触れてくる。 「あぁぁっ、まって、浩の浴衣についちゃう……ッ……!!」 「へー、もうすっかりケツだけでイケるとか、お前スゲーな……」 「うぅ……ッ、ひろのせいだよ……っ……」 「それ、褒め言葉として受け取っとくわ」 指を動かしながら浴衣を脱いでいく浩。 「あ……っ、も……でる……ぅっ……!!」 浩が裸になったところで、ぼくはその割れたお腹に向かって射精してしまっていた。 「はぁ……あぁ……っ……」 「ホント……お前ヤバすぎ……」 ぼくがイッたばかりなのに、浩はその堅くなった自身をぼくのソレに擦り付けてくる。 「ぁ……あぁぁぁ……ッ!!」 指を引き抜いた浩は、代わりにその熱い昂りをすぐさま挿れてきた。 もう、最初に感じた痛みもなく、一気に奥を突かれる感覚が堪らなくて、目の前がチカチカする。 「んな大声出したら悠太郎が起きちまうんじゃね?」 「や……あぁっ、そんな事……言わないで……っ……!」 現実に引き戻してくるような言葉も、突かれる度にだんだん大きくなっていくグチュグチュという水音も、ぼくをますます興奮させた。 「どんなにいいパパの顔してたって、お前のホントの顔はオレにチンコぶち込まれて感じまくって喘いでる方だろ?」 「ひぁ……んんっ……!」 浩はそう言って、ぼくの乳首を摘んでくる。 痛いはずなのに、そこにビリッと電気が通ったみたいな感覚が気持ち良いと感じてしまった。 「こんなギュウギュウに締めつけてきて、そんなにオレにナカ出しされたいのかよ」 「あっ、あぁっ、やぁ……っ……!!」 腰を掴まれたぼくは、一番深いトコロを浩の根元でグリグリと抉れられるように突かれる。 「そんなに欲しいならくれてやるよ、ヨースケ……っ……!!」 「あぁ……あぁぁ……ッ……!!」 ドクンドクンという脈動と共に浩がぼくの中に精を放ったのを、ぼくは浩に抱き締められながら感じたんだ。 ぼくがシャワーに入っている間に、浩が撮影した画像を送ってきてくれていた。 悠太郎の可愛い写真の中に、ぼくがフランクフルトを咥えている横顔の写真があって、 『オレ的に今日の一番イイ写真』 っていうメッセージが画像の下に付いていた。 『頭おかしいよ。悠太郎の笑顔が一番に決まってるじゃない』 浩が帰った後、ぼくはそう返信した。

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