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第129話
午前中で終わった運動会。
職員全員で後片付けをした後、園長先生のお誘いで皆さんでお昼を食べる事になった。
「いただきまーす!!」
個室のお店で焼肉。
ぼくは悠太郎と一緒に参加させて頂いていた。
「悠太郎くん、今日はずっと1番だったね。すごく格好良かったよ」
「えんちょうせんせい、ありがとうございます!」
「もも先生も頑張って走っていたね」
「あ……いえ、そんな……」
悠太郎に比べたら、ぼくなんて全然だ。
浩に抜かれちゃうし。
「みんな、今日は本当にお疲れ様。明日は休みだから沢山食べて飲んでいいからね」
そう言って、園長先生はゆみ先生が注いでくれたビールを飲み干す。
「さ、ゆみ先生も……」
「ありがとうございます。頂きます……」
園長先生の隣に座っているゆみ先生は、コップに入っていたビールを少しだけ飲んでいた。
「黄嶋君、君の走りは毎年感動するよ。気持ち良さそうに走ってるよね」
「ありがとうございます!来年もこいつらには負けませんよ」
笑顔でビールジョッキを飲み干すはるか先生。
「僕らは最初から勝てるなんて思ってないよ、春楓」
「うん、君の走りがすごいのは誰よりも知ってるからね」
はるき先生とはると先生もビールジョッキをいつの間にか空にしていた。
「パパ、おにくもおやさいもおいしいね!!」
「うん、そうだね」
ぼくはビールがそんなに得意じゃないのと悠太郎の事があったから、あまり飲まない方がいいかなって思って少しずつ飲んでいた。
「悠太郎くん、好き嫌いないのかな?偉いね」
「うん!だってなんでもすごくおいしいから!!」
席が向かい側という事もあって、園長先生は悠太郎に話しかけてくれる。
悠太郎。
やっぱりぼくと一緒に夕飯を食べるまで、何も食べさせてもらえてなかった時があったのかもしれない。
今思えば、夕飯をかなりの頻度で無言で夢中になって食べていたような気もするし。
笑顔で話す悠太郎に、ぼくは胸が締め付けられる。
「お、ヨースケどうした?顔色悪いぞ?……あ、分かった、普段ビール飲んでねーから具合悪くなったんだろ、仕方ねーなぁ……」
「えっ、あっ、ちょっと!!」
ぼくが暗い顔をしていたからか、浩がぼくを担いでトイレに連れていく。
「浩、ぼく何ともないよ」
「知ってる。ここに連れてきたのは罰ゲームをする為でーすっ!」
「えぇ……っ……?」
大人ふたりが入っても広いトイレ。
浩はふざけた感じで言うと、ぼくのジャージと下着を一気に足首まで下ろす。
「な……何するの……?」
「本日の罰ゲームはこちら!コレを入れて何時間フツーでいられるかチャレンジ!!」
そう言って、浩はポケットからピンク色の筒状の形をしたものをジャージのポケットから取り出すと、ぼくの目の前でそれを舐め、ぼくに近づいてくる。
「や……嫌だよ、そんな罰ゲーム……」
「うるせぇな、負けたんだから大人しくしろ」
抱き締められ、ぼくはお尻にさっきの筒状のものを挿れられた。
「あぁ……っ、こんな……なんで……」
「昨日、部屋を片付けてたら出てきたからお前に使ってみたくなって。ふたりになったらちゃんと取ってやるからさ」
嬉しそうにぼくの頭を撫でる浩。
その手は優しいのに、やってる事はひどいと思う。
「もし勝手に取ろうとしたら……こうだからな……」
そう言って、浩はポケットから同じピンク色の丸い形のものを取り出してそれについているボタンみたいなのを押した。
「うぁ……あぁぁ……っ……!!」
中に挿れられたものが激しく振動する。
ぼくはそれに快感を覚えてしまい、その場にへたりこんでしまう。
「んじゃ、罰ゲームスタートってコトで。ギブアップしてもいいけど、そん時は誰がいても目の前でお前をオカすからそのつもりでいろよ」
そんなぼくを浩は立たせてキスすると、ジャージと下着を履かせてくれた。
「浩……どうして……」
優しくしてくれる反面、ものすごく意地悪な事をされてる。
そう思って、ついもう一度聞いてしまった。
「お前がどうしたら悦ぶのか知りたいだけ。んじゃ、頑張れよ」
浩はもう一度ぼくの頭を撫でながら笑顔を見せた。
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