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第130話

食事が終わって解散する事になっても、ぼくは中に挿れられたものの異物感とずっと戦っていた。 「まだ飲みたりねーな、春翔んちで2次会やろうぜ!!」 そんなはるか先生の一声で、ぼくは悠太郎、浩とはると先生のお宅で飲み直す事になってしまった。 ジャンケンで負けた人が買い出しに行く事になり、ぼくは、はるき先生とふたりで勝ってしまったので留守番する事になった。 「大丈夫ですか?もも先生、会の途中から具合が悪そうでしたが」 みんながいなくなると、はるき先生がぼくに声をかけてくる。 お酒を飲んだはるき先生は赤い顔をしていて、いつもよりは怖くない。 「だ……大丈夫です……ちょっと悪酔いしているだけで……」 悠太郎の前で恥ずかしい姿を見せるわけにはいかない。 ぼくはどうにかして気を紛らわせようとしてたけど、だんだんぼくの鼓動に合わせて中のものが動いているような気がした。 「無理せず帰れば良かったと思いますが……」 「ありがとうございます、でも、悠太郎も先生方と一緒にいられてすごく楽しそうですし……」 はると先生のお宅に行けると聞いた時の悠太郎の嬉しさいっぱいの可愛い笑顔をぼくは思い出す。 あの笑顔の為ならぼくは、これくらい堪えなきゃいけないんだ。 「……大変ですね、お子さんがいると……」 そう言って、はるき先生がぼくを抱き締めてくれる。 「はるき……せんせい……?」 先生の汗の匂いに、ぼくはドキドキしてしまった。 「すみません……僕も少し酔っているみたいで……」 「ひゃ……っ……」 先生の声で耳元で囁かれ、その吐息に身体が震えてしまう。 どうしよう。 こんなの絶対良くないよ。 先生って……先生ってはるか先生と恋人同士なんだよね……? それなのにぼくの事、抱き締めてくるなんて。 「……ダメですよ、そんな声上げちゃ……」 「あぅ……うぅっ……!!」 いつもと少し違う先生の声。 その低く甘い声で囁かれながら長くてゴツゴツした指で首筋を擽られて、ぼくはその気持ち良さに声が出てしまった。 「せ…せんせい……やめてくださ……」 「君、随分敏感なんですね。やっぱりあれ、見間違いじゃなかったという事ですか……」 「や……あぁっ……!!」 もしかして、こないだのキスマークの話してるのかな。 そう思っていると、はるき先生がTシャツの上から乳首を弄ってくる。 「元々こうなのか、誰かに躾られてるのか……どちらですか……?」 おかしい。 浩といい、はるき先生といい。 みんなどうしちゃったんだろう……。 「ただいまぁー!!」 「パパーー!!はるかせんせいにアイスかってもらったよーー!!」 そこにはるか先生と悠太郎の声がして、はるき先生は、 「……悠太郎くんが寝たらお話聞かせてもらえますか?もも先生」 と言ってようやくぼくから離れてくれた。

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