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第132話

「はるき……?」 お風呂のある方からはるか先生の声がする。 「春楓!!」 はるき先生の嬉しそうな声。 ぼくを床に下ろし浩から離れると、はるき先生は、はるか先生の声の方に向かって早足で歩いていく。 「……お前、今何してた?」 「え、別に。ちょっと浩をからかっただけ」 「……あぁそう、ならいいけど……」 ぼくは、もういっぱいいっぱいで先生方の方を見る余裕なんかなかった。 「ヨースケ……」 「ひろ……っ、はやくとってよ……っ……!!」 はるき先生に踏まれて苦しかったのか少し噎せている浩に、ぼくは抱きついて懇願していた。 「……っ、軽くイッてんじゃん、お前……」 浩の手がぼくの履いているハーフパンツと下着を脱がしてくれる。 精液で汚れているところがあるのを見られて恥ずかしかったけど、今はそれどころじゃない。 「はぁ……あぁ……ッ!!」 ようやく浩が中のものを取り出してくれて、ぼくはホッとした。 ……と思ったら、浩が間髪入れずにぼくの中に入ってきた。 「やっべー、スゲー熱くて絡みついてくる……っ……」 「やぁ……あぁっ、ひろ……っ!!」 最初から激しく突かれて、ぼくはイッてしまいそうになる。 「お前のカラダ、春希にも……誰にも触らせねーよ……っ……!!」 浩。 何でそんな事言うの? ぼくたち、セフレなんだよね? 恋人同士じゃないんだよね? それなのにこんな事言われたら……。 ぼくは、君を愛してしまうよ? それでもいいの?浩……。 浩に抱かれながら、ぼくは聞けない言葉を胸に秘めてしまっていた。

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