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第六章・14

「要人っ!?」 「大丈夫だよ、優希。ちゃんと勉強したから」  要人はオイルローションを取り出すと、たっぷり使って後ろを解し始めた。 「気持ち悪くなったら、教えて」 「うぅ……、ぅん」  まずは、指一本。  くちゅくちゅとローションをよく馴染ませ、ゆっくり奥まで入れてゆく。 「すんなり入ったよ。優希、素質あるんじゃないのか?」 「バカぁ。褒めてるつもり?」  初めての感覚なのに、不思議とイヤではない。  それどころか……。 (あ、腰浮いちゃった)  もじもじと身体を動かす優希に、要人は安心した。 (嫌がってはいないみたいだ)  では、と指を二本に増やす。  じっくりゆっくり抜き差しさせて、時々内壁を圧迫する。 「んぁ! あ、はぁ、あん!」 「あ。ここ、悦かった?」  優希の身体に前立腺を見つけて、要人はそこをやんわりと押した。 「あ、はぁ、あ! だ、ダメだ。そこは、あぁあ!」 (ダメッ! イッちゃうぅ!)  射精感を覚えたところで、要人の指は去ってしまった。 「ぁう……。ふぅッ……」 (もう少しで、イけたのに……)  は、と優希は顔を赤くした。 (僕ったら、一体何を考えて!?)  気づいているのかいないのか、要人はせっせと指を動かし続けた。

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