「伊勢ちゃん何見てんの」 「あ、お疲れ様です。コレですか？俺の好きなAV女優の新作告知動画です」 「お前……誰もいないと言えど学校でそんなもん見んなよ」 「イヤホンしてましたよ？」 「そういう問題じゃねぇ」 「やーでもヤバいんすよこの人、ほんとかわいー」 「えー……そうか？　よくいそうな顔じゃん」 「いや何言ってんすかめっちゃかわいーじゃないですかほらコレ、このシーンとか」 「いーいー分かったから見せなくていい」 「なに嫌がってんすか」 「嫌だから」 「高岡さん、これ見ても全然ムラムラしないんですか？」 「まったくしませんね」 「まじで？」 「まじで」 「ほんとですか信じらんねぇ、インポなんじゃないの」 「ちげーよバカ。俺がそうじゃないのはお前が一番知ってんだろ」 「やめろ」 「俺がインポになったら大変だね伊勢ちゃん困っちゃうね」 「やめろマジで」 「でも大丈夫、俺まだその予兆全然ないから。さっきも授業中に伊勢ちゃんの寝顔見てたら勃ちそうになったし」 「あーもー黙って！　あとその下半身の緩み方イヤホンでAV見るよりたち悪いですからね！」 「どっちもどっちだろ」