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ドンキホーテ【1】
「ドンキ久々に来た〜」
「俺も」
「いつも思うんですけど、こういうぺらぺらのコスプレ衣装ってなんなんすかね」
「すごい種類あるよな……メイドだけでパターンありすぎだろ、どこのメイドだよ」
「すごいですよねー、買う人いんのかな」
「どういう時に使うんだろな」
「普通にヤる時じゃないすか」
「え? あ、そういうやつなのこれ? 仮装用とかじゃねぇの?」
「えっちょっと待ってそんな素の返しされたら、なんか俺が深読みしすぎみたいになるじゃないですか」
「さすがエロイな伊勢ちゃん」
「いやいやそういうことじゃなくて……、だってこれとかほら、胸あきすぎだしスカート短すぎだし、隠す気ないですよこれ。ハハ、これとかすげぇ! これで外歩いたらパクられるレベルですよやばすぎでしょ」
「んー……」
「……えっ全然テンション上がってない!」
「うん……別にテンション上がんない」
「ええええ、うわー!」
「なに」
「エロ方面のことで関心薄い高岡さん初めて見た!」
「いや失礼だろ俺だって好みとかあるし」
「意外! すげぇ意外!!」
「そんな驚かれると逆に傷つくわ。そもそも俺、別に女っぽくなってほしいわけじゃないから女装興味ないの普通でしょ」
「ああ……なるほど」
「あ、ごめんもしかして伊勢ちゃんしてくれるつもりだった?」
「は!? いや言ってない言ってない」
「ごめんな、俺伊勢ちゃんはコスプレなんかしなくても素っ裸でザーメンまみれが一番エロいと思ってるよ」
「いやいやいやいや言ってねぇし聞いてねぇしなんなのマジで」
「あっでもしてくれるなら全然付き合うからね」
「いやだからするなんて言ってないんで」
「これまで興味なかったってだけだから実際やってみたら楽しいかもしんないし、よく考えたら俺、伊勢ちゃんのかわいー格好だったらコスプレでも女装でもなんでも見てみたいわ」
「待って待って何も言ってないのに話進めないで」
「伊勢ちゃんはどういうやつ着たいの?」
「いやだから俺着ませんから」
「あーセーラー服とか定番だよな。俺学ラン派だったけど、伊勢ちゃんがするって考えたらなんかいけない感じしていいかも。あ、ナースか……お医者さんごっこもいいけどな。あーなるほどメイドも色々あるとエロいパターンとか清楚なパターンとか色んなストーリー想像できていいな。あ、こっちに和服っぽいのもある」
「あんた本当はちょっとやりたいんでしょ!」
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