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第10話(R18)
「アぁ、ア゛ァ゛……!!」
ヴェリルに1度目の、ベリルトに2度目と3度目の絶頂を与えられ、敗北したカルセドはヴェリルの望み通り、自身の身体を曝け出していた。
「今は前立腺を通り抜けて、S字結腸というところまでいってるのかな? さっきまで前立腺さえ知らなかったのに、随分、やらしいな。君は」
ベリルトはカルセドの木々が蠢く腹を擽るように撫でる。
勝負はカルセドの敗北で結したのだが、ヴェリルはまだベリルトの姿のままで、木々の枝を自身の手のように動かしていた。
カルセドの直腸の拡張。
そう、ヴェリルはおろか、ベリルトの姿でもカルセドのキツく閉じた直腸へ挿入はできなかったのだ。
「もう、この子達じゃ細いだろう。次は……少し太いけど、こっちの子にしようか」
ベリルトはカルセドのS字結腸を刺激していた枝々に念を送り、カルセドの身体から引き抜くと、その枝々にキスをする。そして、そのキスをした枝々よりも太い枝にもキスを贈ると、カルセドの内部へ埋め込んだ。
「ァァ゛ァ!!」
枝といっても少し細めの薪くらいはあるだろうか。
カルセドの内臓を傷つけないように粘液を纏わせてはいるが、今までのは複数本はあるとは言え、小枝のようなものだ。
当然、小枝と薪では質量も違うし、カルセドはゴンゴンと打つように繰り返される拡張に涙と涎を流しながら耐えていた。
「さっき、引き抜いた時に君の入口が開いてた。物欲しそうにここを震わせて、抜かないでって言っているみたいに」
薪のような枝を受け入れた直腸へ続く入口をベリルトは優しく撫でる。
既に前立腺は押し潰され、S字結腸まで犯されたカルセドは限界で、薪のような枝を締めつけて、達してしまう。
「ぐる゛ひぃ……お゛ながァ゛、ぁ……っ……あ゛たま゛も、へん゛っ……」
木々に拘束されていない薄めの腹部と腰部を天井に向かって退け反らせるようにして、盛大に体液を撒き散らす様はこの上なくはしたないが、ベリルトは満足そうにカルセドを視姦する。
「良い。良いけど、もっとだ。もっといやらしい君を俺に」
体液を噴射したカルセドの亀頭に、今度はペン先ほどの細い枝を差し込むと、尿道側からも前立腺を刺激する。
精液はとっくに出尽くしていて、カルセドは出せるものがないのに永遠と何かを漏らしてしまいそうな感覚を味わい、腹と腰を麻痺させる。
「ーーーーー!!」
尿道側から前立腺を犯していた枝は何突きかして、カルセドの内部から出て行く。
壊れた噴水のように色のなくなった体液をカルセドは再び撒き散らした。
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