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第3話
しばらく話していて、突然、まろんの顔が険しくなった。
なんだろう?とガロが見上げると、まろんは立ち上がり、床をドンドン踏み始めた。
「ま、まろんさん」
この部屋は2階なので、苦情が出そうなくらいの音だが、まろんはひたすら床を踏み続ける。
うさぎは年中無休の人間と同じく発情期があるが、発情しているサインだと同じうさぎであるガロはすぐにわかった。
「す、スプレーはやめてくださいよ?」
スプレーとは部屋や物、場合によっては相手におしっこをかけるうさぎのいわゆる、マーキング。
「もう長いことやってねーんだ!オナニーってやらは、うさぎの神様の遣いから覚えたが、疼いてしかたねー!」
ガロの願いも虚しく、まろんはデニムのファスナーを降ろすと、両手でちんぽを取り出し、あろうことか、壁に張り付いているガロにぶっかけた。
「や、やめてください、まろんさん」
結局、まろんの小便のシャワーを浴びたガロはついでにトイレを済ませ、浴室でシャワーを浴びた。
「....どうして、僕が....」
自分もうさぎの頃、スプレーをしたことはあったが大抵、ゲージの中だった。
「汚いわね!やめてくんない!」
嫁のキティに散々言われたが、習性であり、生理現象なのだ。
なんとか小さなタオルを見つけ、まろんのおしっこまみれな服は室内の洗濯機に放り込んだ。
が、着替えがない。
体を拭き終えると、小さなタオルで前を隠しながら、リビングに戻る。
自分で濡らしてしまった床をしょんぼり、肩を落とし拭く、まろんの姿があった。
「ま、まろんさん、着替え、貸してくれませんか?」
まろんが振り返り、ガロを見る。
ガロがリビングに入るなり、ガロは背後に回った。
「ま、まろんさん?」
気がつけば、体重を掛けられ、四つん這いな状態でまろんがカクカク、腰を動かしている。
や、やばい、まろんさん、僕に発情してる!
「ま、待って、落ち着いてください!まろんさん!僕、雄ですよ!」
「お前もうさぎならわかるだろ!俺たち、年中、発情期なんだ!雄でも入れる穴がある!」
ガチャガチャと忙しく、一旦閉じたファスナーを降ろし、まろんが勃起を取り出した。
抵抗も虚しく、ズボッ!
アナルにまろんの勃起が差し込まれた。
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