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第10話

『じゃ、まろんさん。ガロさんの両脚を持ち上げてみましょうか』 「脚を....こうか?」 膝の裏を持ち上げ、大きく拡げると、ガロの股間もアナルも丸見えだが、ガロはただただ、ポカン、としているだけだ。 「....ここを舐めろと....?」 白く丸い尻尾の上。 ガロのピンク色の蕾をまろんは睨みつけた。 うさぎにそういった習性はなく、まろんはかなり抵抗感が拭えない。 『無理に舐めなくてもいいですよ。先程のローションを垂らしてみましょうか』 「フェラチオ、てのはしなくていいのか?」 『したいなら、お好きに』 横向きに寝かせたガロにまろんは半勃ちのものを口元に寄せた。 「こ、これを、舐めろと....?」 口が開いた瞬間、まろんに入れられた。 「....っ!ん...!」 『...大変そうですね』 「他人事っすね、天使のうさぎさん」 『所詮、他人ですから...ゴホッ』 管轄内なのに思わず本音を漏らしてしまい、慌てる天使のうさぎ。 『ああ、互いにやってみたらどうです?まろんさんの方が器用そうですし、コツを掴むのも早いかもしれません。ちなみにシックスナイン、というそうです』 ガロばかりにさせるのも可哀想に思い、しなだれている、ガロの股間を握り、舌を這わせてみた。 『んっ...!ん!』 先程のゲイビを思い起こしながら、まろんは舌を使い、丹念にフェラをした。 「...なんだ?なんか出てきた....」 次第に口いっぱいに拡がる透明な液に一旦、まろんは口を離すと糸を引いた。 『我慢汁です。カウパーとも言うみたいですが』 「飲んでも問題ないのか?」 『大丈夫ですよ、問題ありません』 ガロの口に入れた勃起を出し入れしながら、気がつけば、まろんはガロの勃起を夢中でフェラしていた。 『その調子です、まろんさん』 突然、まろんの口に苦い液体がどくどくと脈を打ちながら、放出され、まろんは目を丸くした。 まろんに口内射精されたガロも同じくだった。 互いに口を離すと、 「不味い!」 と手のひらに吐き出した。 『精子です』 あっけらかんと天界からの天使のうさぎは言い放った。

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