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ここはラコンブラード学院ですか?(2)

部屋中の視線が、興味深げに、僕に注がれた。 「…!?」 僕の両側の2人が、僕をしっかりと押さえ付けながら、僕の服を脱がせ始めた。 「…何すんだっ…離せっ」 強い力で、右の男が僕のシャツを引きちぎった。 左の長田が、僕のズボンのボタンを外した。 「やっ…やめろっ…」 右の男の手が、僕の胸を弄り、 乳首を刺激し始めた。 長田の手は、僕のズボンの中に滑り込み… 僕のモノを包み込んだ。 「あっ…いや…あっ…」 長田は、僕のモノを扱きながら、左側の乳首に口を付けた。 「ああっ…」 気持ちは冷静なのに、結局僕は…自分の身体をコントロールすることは出来ないのだ… 2人の男に両側から愛撫されて、僕の身体は、だんだん熱くなってきてしまった。 とにかく部屋中の視線が、僕に向けられていた。 それがまた、妙な刺激となり… 僕のモノは、どんどん昇り詰め… もう、イきそうに…なってしまった。 「はい、やめて」 冷静な、藤森の声が響き… 2人の男たちの手が、ピタッと止まった。 そして、熱くなった身体のまま、僕はその場に解放された。 息を荒くする僕に向かって、藤森が言った。 「イきそうなんでしょ?他の人に触られるの、気持ち良いでしょ?」 「はぁ…はぁ…」 僕は息を荒立てながら、彼を睨みつける。 「そこからは、自分でして」 「…!」 「自分の手でして、自分でイってみて」 藤森は、ニヤッと嘲るような表情で言ってのけた。 なに、それ素人さんの間でも流行ってるんですか? まー乗りかかった船だし… ここはひとつ、営業しとくか。 (金持ち多そうだしな…) 内心そんな風に企みながら… 僕は徐に…自分のモノに自分の右手を伸ばした。 「…んっ…」 そしてそれを握り、ゆっくり上下に動かしながら… 左手で自分の乳首に触った。 「…んっ…ああ…」 少し大げさに声をあげながら… 僕はその場に仰向けに倒れた。 まさに目の前で自慰をさせられたときの事を思い出しながら…僕は、見せる自慰を続けた。 「…あっ…あ…ああっ…」 仰向けで、両手で自分のモノを扱きながら… 両足を立て少し開く。 頭をそらせ、目を閉じ…大げさに喘ぎながら、僕は身体を揺らし続けた。 部屋の中には、堪らなくなって手近の相手に愛撫を始める者も現れた。 両側の2人も、外から見てわかるくらい…それぞれのモノを硬くしていた。 もちろん藤森も、例外ではなかった。 「ああっ…んっ…んんん…」 僕は声を上げながら… 挑発的なポーズで、イった。 パタっとその場に脱力して倒れた。 そして顔を藤森の方に向けて… 息を荒げながら、冷ややかにニヤッと笑ってみせた。 「…君…只者じゃないね…?」 藤森は立ち上がって、僕に近づいてきた。 僕はムクっと起き上がり… 近寄ってきた藤森の、腰の辺りを両手で押さえつけた。 「…!?」 「ホントは、何も出ないなら、やらないんだけどね」 ちょっと肝を抜かれたような表情の、藤森のズボンを無理やり下ろし、僕は彼のモノを口に含んだ。 最初は驚きを隠せなかった彼も、だんだん冷静を取り戻し… 僕の頭を撫でながら、ゆっくり膝をついた。 「…んっ…君、すごいね…」 「あんたに褒められても、別に嬉しくないんだけど」 そう言って僕は、すっかり硬く大きくなり、小刻みに脈打つ藤森のモノから、手を離した。 「…!!」 「どーぞご自分で。そーいうのお好きみたいだから」 僕はすくっと立ち上がり…驚き震える、悔しそうな藤森を残して、自分の衣服を整え始めた。 「…くっ」 彼は、吐け口を失った怒りと興奮で、息を荒立てながら言った。 「ちょっと待って」 すっかり衣服を整えた僕は、冷ややかに振り向いた。 「なにか?」 藤森は、さっき自分の隣にいた少年に向かって合図をした。 その少年は急いで部屋の奥のロッカーに向かい、その一角を鍵を開けた。 そして彼は… 何枚かの1万円札を僕のところへ、持ってきたのだ。 「…好きなだけ、取ったらいい」 藤森が言った。 おおお〜やっぱり! ここはそんなところなんだ… しかも、そこらのおっさんなんかより、 よっぽど羽振りがいいじゃないか〜 内心、そんなことを考えながら… 「相場は人数によるんだけど…ま、初めてだからこれくらいにしときましょうか」 シュッとそう言って、僕は少年の手から、 5枚を数えて取り…畳んでズボンのポケットに入れた。 「あと、先に言っときますけどね。僕は文学研究会には入りません」 「…わかった」 藤森は頷いた。 僕は再び、彼の腰元に跪いた。 そして、彼を見上げて…訊いた。 「このまま口でしますか?…挿れますか?」

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