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黒い謀略(2)

「う…ん…」 気が付くと僕は、ベッドの上にいた。 見たことのない部屋だった。 「やっと気が付いた…」 声のする方向を見ると… そこには、黒岩恭吾の姿があった。 「…っ!」 身体を起こそうとすると…両手が動かなかった。 ベッドの柵に、縛り付けられていた。 「…ここは…?」 僕は、力無く言った。 「…何なの…あんた…」 「何って決まってるでしょ…僕は、君が好きなの」 「…律也に…あんな事まで…して…」 「だって、君が欲しかったんだもの…」 悪びれることもなくそう言いながら、 恭吾はゆっくり僕に近寄ってきた。 「君にも、僕を必要として欲しいんだ…」 彼の手には…注射器が、握られていた。 「…?!」 「…泣いて、僕に縋り付いて欲しいんだ…」 恭吾は…ニヤッと笑った。 そして、僕の腕を掴み… その真ん中辺りに、持っていた注射器の針を刺した。 「…うっ…」 注射器の中の液体が、 全て僕の体内に入った事を確認して… 彼は針を、スッと抜いた。 「すぐに気持ち良くなるからねー」 「…」 空になった注射器を、ベッドの側のテーブルに置いて 恭吾はゆっくり、僕の上にのし掛かってきた。 「すごく気持ち良くさせてあげるから…君も、僕のこと好きになって」 既に服は脱がされていた。 僕の首すじから胸元へ…指を滑らせながら… 恭吾は僕に、口付けた。 「…んんっ…」 そして僕の口の中に…舌を入れてきた。 その、舌の感触と… 彼の指が捕らえた乳首からの感触が、 僕の身体をビクビクと震わせた。 そして…それ以上に…何だか、妙な何かが… 身体の奥の方から、じわじわと込み上げてきた。 「あ…あうっ…」 それは決して、不快なものでは無かった。 以前、弘真たちと、 マリファナを回しながらした事があった。 そのときの感覚と少し似ていたが… それよりもっと、数倍…気持ち良かった。 「んんん…んんっ…」 恭吾の愛撫が… 僕の身体から異様な快感を引き出した。 「…気持ち…いいでしょ?」 やっとくちびるを離れた彼が言った。 そして彼はそのくちびるを… 今度は僕の胸元に押しあてた。 ゾワゾワと…快感の波が押し寄せた。 「ああっ…あああ…」 勝手に声が出てしまった… そして、その舌先が、僕の乳首を捉えると… 僕はもう、目も開けていられなくなった… 「んん…あっ…ああ…」 何なんだ…この異常な気持ち良さは… 僕の表情を確認しながら… 彼は僕からいったん離れて、 ゆっくり自分のズボンを脱ぎ捨てた。 僕はその間中、ずっとビクビクと震え続けていた… 何も触れられていない筈なのに… 身体の芯から、ぞくぞくと何かが込み上げてきて… 居ても立っても居られない感覚に、 僕は陥っていた… 「きっと、今まででイチバン気持ち良いと思うよ」 そう言いながら恭吾は、僕の両足を開いた。 そして自分のモノを、僕の中に押し込んできた… 「…んあっ…あっ…」 得もいわれぬ気持ち良さだった… 恭吾のモノが、僕の奥まで突き刺さる刺激が… その妙な感覚によって、 いつもの数倍の快感となって、身体中を駆け巡った。 「あっ…あっ…あああっ…」 僕のモノは勝手にいきり立ち… ビクビクと小刻みに震えた。 そして、恭吾が僕の中でイくのとほぼ同時に… 僕のモノも、あえ無く果てた。 「…はぁ…ぁ…はぁ…」 脱力して息をあげながら… それなのに…僕のモノも身体も… まだまだジンジンと、疼いているのだった… 「もっと欲しいんでしょ…僕の事が」 恭吾は楽しそうに、僕を見下ろして言った。 彼は、僕の中から引き出すと… 僕の両手を縛り付けていた紐を、ゆっくりほどいた。 「逃げてもいいんだからねー」 そして、そう言いながら恭吾は…僕の隣に寝転んだ。 両手を解放されても、 僕は何故か、その場から動く気力が無かった。 それどころか、むしろ…身体の中の至る所が、 より一層の快感を求めて止まなかった。 そのまま横たわる僕の身体を、恭吾は抱き起こした。 そして、僕の頭を、自分の股間に誘った。 「君が勃たせてくれたら…もう一度挿れてあげる…」 僕はされるがままに…恭吾のモノを口に咥えた。 そして、それを右手で握りながら、 何度も舌を絡ませた。 それは、結城のモノを弄んでいたときよりも、 数倍も気持ち良く感じた。 「ん…うん…気持ち良くなってきた…」 言いながら恭吾は、僕の口から離れた。 そして今度は僕をうつ伏せにした。 「んっ…あっ…」 そんな風に、彼に身体を触られるだけでも、 僕の身体はビクビクと反応してしまった… そして恭吾は…今度は後ろから… 僕の中に自分のモノを差し込み、 一気に奥までぐいぐいと貫いた。 「はあっ…あっ…あっ…」 僕の中の快感は… 再び絶頂に向かって昇り詰めた。 恭吾は、後ろから突きながら… 僕のモノを、両手で握りしめた。 「とりあえず、君の身体は、僕の事…好きになってくれたみたいだねー」 「…んっ…んん」 僕のモノは、彼の手の中で… ビクビクと脈を打ち続けていた。 「だって…こんなに悦んでるもの…」

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