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残酷な悪戯(1)
例の注射を打たれた直後の僕は…
両手に手錠をかけられ、
その両手をそれぞれガッチリ取り付けられた状態で…
立たされていた。
「はあ…あっ…」
その段階で既に…
僕はその嗜虐的な状況に酔っていた。
「気持ちいいの?お前ってホントにいやらしいな…」
恭吾は、面白そうに言いながら…
徐にハサミを取り出した。
そして、僕の着ていたシャツの…
ちょうど胸の辺りにハサミを入れた。
「…は…あっ…」
僕の身体は、ビクビクと震えた。
「ふふん…」
その裂け目から、乳首が露わになった。
僕はもう、それだけでも死にそうに気持ちよかった。
恭吾は更に…
もう片方の胸の辺りにもハサミを入れた。
ジョキッ…
「あっ…はあっ…あっ…」
その音の響きさえも、僕を興奮させた。
ズボンの中で、僕のモノはいきり勃ち…
勝手にビクビクと脈を打った。
「イっちゃいそうだねー」
言いながら彼は、また露わになった乳首を…
そのハサミの先で突いた。
「あああっ…あっ…」
その刺激の気持ち良さで…
僕は情け無く…ズボンを履いたままイってしまった…
「…んんんっ…はぁ…あっ…」
「あーあ、もう出ちゃったの…」
そう言うと彼は、
今度はその、股間の辺りにハサミを入れた。
ジョキッ…
イった直後の僕のモノが、露わになった。
と、恭吾は手を止め…
向こうへ行って、テーブルの上の水割りを飲んだ。
飲みながら…
半裸の僕の姿を見て、いやらしく言った。
「いい眺めだねー」
「…んんっ…あっ…あ…」
その視線と…身体の中から込み上げる疼きとで、
僕のモノは再び、ビクビクと震えた。
「面白いくらい感度が良いな…」
恭吾はまた、ハサミを片手に近づいてきた。
そしてまた、僕の服を…次々と切り刻んだ。
ジョキ…ジョキ…
「…んっ…んんっ…」
その度に僕は、いちいち身体を反らせた。
そしてまた彼は、ハサミで僕の乳首を突いた。
「はあっ…あっ…あああっ…」
僕はビクビクと震え上がった。
「あんまり動くと刺さっちゃうよ…」
そう言われても…震えは収まらなかった。
冷たく尖ったその刺激は…
容赦なくまた僕のモノをいきり勃たせた。
「あっ…あ…あ…」
「またイきそうなの?」
恭吾はニヤニヤと、面白そうに…
僕のモノにそっと触れた。
「んんっ…ああっ…」
尋常でない快感に…
僕の身体は更にビクビクと震え…
ほどなくまた、僕のモノは吐精してしまった。
「しょうがないなー」
恭吾はまたテーブルへ行き…
水割りを作り…ゴクンと飲んだ。
そして彼は、
ウイスキーの瓶を持って僕に近付いたと思うと…
その瓶の中身を…僕の頭からドボドボとかけた。
「…んっ…」
僕の顔から身体へと…
雫がポタポタと流れて落ちた。
「…もっと苛めたくなってきた…」
そう呟くと彼は…
戸棚から鞭を取り出してきた。
そしてニヤっと、凶暴な笑みを浮かべた。
ピシッ…
「…はうっ…」
ビシッ…ビシッ…
彼は何度も僕の身体を、打ちつけた。
「はっ…あっ…」
僕はその度に、痛みに身体を捩らせた…
それすら…そのときの僕には気持ち良かった…
打たれれば打たれるほど…
僕の身体はまた、ジワジワと熱さを増していった。
「はぁ…あ…」
痛みと快感に震える僕に…恭吾は訊いた。
「…欲しい?」
「…」
「泣いて懇願してくれたら、挿れてあげる」
言いながら恭吾は…
今度はその鞭を僕の乳首に撫で付けた。
「…んんっ…あ…」
僕の身体は、たまらなく絶頂を求めていた。
「…ください」
「何が欲しいの?」
またいやらしく恭吾が返した。
「…あなたの…それを、僕に挿れてください…」
「もっと必死になってお願いしないと」
僕は本気で…必死に懇願した。
「…お願い…挿れて…挿れて」
「ふふっ…」
恭吾は満足そうに笑うと、僕の背後にまわった。
そして、後ろから…
自分のモノを、僕の中に差し込んだ。
「はぁっ…あっ…ああ…」
彼のモノが、僕の奥まで入り…
中でビクビクと脈を打った。
「…あっ…あっ…」
恭吾は片手で僕の腰を押さえ…
もう片方の手をで、僕のモノを握った。
「はっ…んんっ…」
そのまま彼は、激しく自分の腰を動かし…
何度も何度も、僕の奥まで突いた。
「気持ちいいでしょ…俺の…」
「あっ…ああっ…あっ…」
そして恭吾はビクビクっと震えて…
僕の中に吐き出した。
「ああ…あっ…んんっ…」
ほぼ同時に…
僕もまた、彼の手の中でイった。
僕の中からゆっくりと引き出した恭吾は…
またテーブルへ行き、小さな鍵を持って戻ってきた。
そして僕の両腕の手錠をガチャガチャと外した。
僕はドサッと…
その場に崩れ落ちた。
解放された僕の身体は…
それでもまだ…疼いていた。
恭吾は戸棚から、新しい瓶を取り出して…
また水割りを作った。
そして椅子に腰掛け…僕の方を見ながら言った。
「あとは自分でやってごらん、見ててあげるから…」
そのときの僕は、もう既に僕では無かったが…
それでも、それを聞いた僕の頭に…
いくつかの懐かしいイメージが湧き上がった
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