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爽やかな冬休み(3)

片付けも済んで… 僕らはリビングで飲んでいた。 「弘真はね、ちょっと結城さんと似てるんだ」 だいぶ酔いも進んでいた僕は、 誰とどんな風にやったとかっていう… そんな話も結城にしていた。 結城も、だいぶ酔っていたのだろう… そのうち、隣に座っていた僕の太腿を枕に、 ゴロンとソファーに寝転がった。 そして、あーんと口を開けた。 僕は、自分のグラスの水割りを口に含み… 結城に口付け…それを流し込んだ。 やっぱ弘真と似てるわー 思いながら… 僕は、ふと色々思い出した。 そして少し真剣な表情で…結城に言った。 「…あのさ、結城さん…」 「…ん?」 「試して欲しい事があるんだけど…」 「…なに」 「…すごく酷くして…もらえないかな」 「…」 「…あいつに、されたみたいに…」 「…」 結城は、真剣な眼差しで僕を見上げた。 「酷くされたら、もしかして思い出しちゃうのかなって…ちょっと不安なんだ…」 「…」 結城は、手を伸ばして… 僕の顔を撫でながら訊いた。 「…どんな風にされた…」  「…ベッドに縛られたり…手錠で吊るされたり…」 「…」 「ハサミで服を切られたり、鞭で叩かれたりもした」 「…」 結城は、少したまらない表情になった。 「俺に…そんな酷い事やれと?」 「…うん」 結城はしばらく黙って目を閉じていた。 そして、目を開けると… ニヤッと笑った。 そして勢いよく起き上がり… 寝室の方へ行った。 しばらくして彼は、 物騒な物を持って戻ってきた。 「じゃあ遠慮なく…やらせて貰うとするか」 そう言って結城は… 僕にアイマスクを付けた。 そして僕の両腕を後ろに押さえて、 紐でグルグルと縛りつけた。 「…んんっ」 なんだろう、僕の身体は… それだけでゾワゾワとしてしまった。 結城は僕をいったん立たせて、 ズボンを下着ごと脱がせた。 そして勢いよく、テーブルに仰向けに押し倒した。 「…んんっ」 …と、 カチッという音がした。 すぐに彼は、僕のシャツの胸の辺りを摘んだ。 ナイフの音か… 思ったときには、もう切り裂かれていた。 「…んんんっ…」 乳首に涼しい風があたり、 露わになっているのがわかった。 「…はっ…あ…」 僕のゾワゾワは更に増した。 「…なんだよな…酷くしたって、余計に気持ち良いだけなんじゃないのか」 結城は、嘲るような口調で言った。 「…んっ…んん…」 僕の身体は、その台詞にも反応した。 結城は、テーブルの上のアイスペールから、 氷を2つ取った。 そしてそれを、僕の両方の乳首にあてた。 「あっ…あああっ…」 僕はビクビクと身悶えた。 「お前…これ好きだよな…」 「あっ…んんっ…」 僕はビクビクと震えた。 氷はだんだん溶けて、 水となって僕の身体を滴った。 それが完全に無くなってしまうと… 今度は結城は、例の舌で、僕の乳首を突いた。 「はっ…ああ…あ…」 両手の自由を奪われ、視界を塞がれて 執拗に乳首を愛撫され続けて… 僕のモノは、すっかりいきり勃ってしまっていた。 結城は、それを見て… 僕の乳首から口を離した。 と、突然また、冷たい刺激が僕の身体を襲った。 結城は、僕の身体に、 ポタポタと…グラスの水割りを滴らしていった。 「はっ…あっ…あっ…」 その度、僕はビクビクと震えた。 その水滴が、僕のモノに落ちた瞬間に、 僕は敢えなく…イってしまった。 「…はぁっ…あっ…」 「もうイったのか…?」 いやらしく言いながら… 結城は、僕の身体を起こして、立ち上がらせた。 余韻でビクビク震えながら、 僕はフラフラと、なすがままになった。 そのまま、結城は僕の身体を壁に押し付けた。 そして、僕の顎を掴んで、口付けた。 「…んっ…ん…」 例の舌が、僕の口に侵入して… 口の中の性感帯を、 掻き回すように刺激してきた。 「んん…んんん…」 あまりの気持ちよさに、 僕の膝は、ガクッと折れてしまった。 「ちゃんと立ってろ…」 結城は、僕の身体を 再び壁にしっかり押しつけて立たせた。 そして耳から首すじに、くちびるを這わせながら… また僕の乳首を、指で転がすように愛撫した。 「はっ…あっ…」 身体がビクビクと震えて… いちいち膝がガクガクしてしまった。 やっとの思いで、 僕は必死で…なんとか立っていた。 「またイきそうなのか…?」 結城は、僕のモノに手を伸ばした。 「はっ…ああっ…」 それは再び…ビクビクといきり勃ってしまっていた。 と、また結城は手を止めた。 「…んっ…んん…」 僕はブルブルと身悶え続けた。 「そのまま…座るなよ」 強い口調で言いながら、彼はスッと僕から離れた。 そしてテーブルの方から カチャカチャと、新しく水割りを作る音がした。 今にもまたイきそうな、 熱く疼いた身体のまま、そこに放置された僕を… 結城は悠然と見上げながら… いやらしそうに、言った。 「いい眺めだ…」 そして水割りをゴクンと飲んだ。 そうだ… こんな風に… あいつも、僕を眺めていた… 「…んんっ…はっ…あ…」 僕の身体の中から… 何か妙な感覚が疼き出した。 僕はまた、ビクビクと震えた。 あのときのように気持ち良くなりたい… 僕は、そう思ってしまった。 そして僕は… 震えながら結城に懇願した。 「…ください…」 それを聞いて、結城は自分のズボンを脱ぎ捨て… 僕の前に立った。 「もっと泣いて縋れ…」 そう言って彼は、僕を跪かせた。 「…う…ください…お願い…」 小芝居じゃなかった。 心の底から…結城が欲しかった。 アイマスクの隙間から… 本当に、ひとすじ涙が流れた。

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