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新たな出逢い(4)

そして僕は…毎週末、 弘真に連れられてバンドの練習に行くようになった。 皆は、いーよいーよって言ってくれるし、 元々、歌はどうでもいいのは分かってはいるものの、 できることなら、少しでも上手く歌いたい… やっぱり、そう思ってしまった。 僕は、ふと思い出して… 音楽職員準備室を訪ねた。 確か合唱のサークルがあって… 音楽の講師の先生が、顧問を務めているらしい話を 小耳に挟んだ事があったのだ。 歌の専門家に、ちょっとでも話を聞ければ… そんな軽い気持ちだった。 コンコン… 「どうぞ」 「失礼します…」 ドアを開けると…中にいたのは、 30〜40代くらいの先生だった。 僕は、なるべく失礼のない様に… その先生に話しかけた。 「あの…僕…3年の滝崎っていいます。」 「滝崎…?」 その先生は、少しだけピクッと眉を上げた。 「合唱部の、園部先生…ですよね?」 「…うん」 「あの…実は…」 僕はその、園部という先生に、長々と説明した。 バンドのボーカルをやるにあたって できれば少しでも歌が上手くなりたいので、 声の出し方とか、音程の取り方で、 気をつけた方が良いことがあれば、 教えて頂けないか…と。 「…なるほど」 園部は、頷いて…少し考えてから言った。 「特別に、レッスンしてあげてもいいよ」 「…ホントですか?」 そして、若干…探りを入れるような口調で続けた。 「…滝崎くんって…あの滝崎くんだよね?」 「…は?」 「うわさには聞いてる…」 「…」 うわー そっちの話ですか… 僕って割と有名人なんだなー 僕は答えた。 「…はい、たぶん…その滝崎です」 園部は、それを聞いて、ニヤッと笑った。 「レッスン代として、頂けるのは可能なのかな?」 わー そうきたか… いやでも、そこはそれ、 そういう時こそ、活用させてもらわないと… ね、結城さん… 僕はキッパリと答えた。 「…はい、それでよければ、ぜひお願いします」 そして僕は、じわじわと園部に近付いた。 「先…払いですか?」 「そうだな…とりあえず、お手並み拝見しよう」 「…割と高くつきますよ…」 言いながら、僕は… 最初、この部屋に入ってきたときとは、 まるで別人のような、表情を作った。 椅子に座った彼のすぐ前に立ち… くちびるを半開きにして…顔を近づけた。 そして、そのまま彼に口付けた。 「…ん…ん…」 彼の口に、舌を滑り込ませ… それを彼の舌に絡ませた。 ゆっくり口を離して…僕は言った。 「ボタン…外してもらえますか?」 園部は、若干息を上げ… 少し震える手で、僕のシャツのボタンを外した。 僕はその間、彼の顔から首すじを撫でた… それから、彼のシャツのボタンも、外していった。 園部の手が…僕の乳首に触れた。 「…んっ…ああっ…」 僕は少し大げさに、ビクッと震えながら喘いだ。 それを見た彼は、 改めて、僕の両方の乳首に指をあてた。 「は…あ…ああ」 僕は…身悶えながらも、 この先生が、どれほどなのかを測っていた。 すぐにその話に食い付いてくるってことは… おそらく過去にも、 生徒に手を出した事があるんだろうな… でも、まあ… あの頃の僕の耳に入って来なかったくらいだから、 弘真みたいにガツガツしてる感じでは無さそうかな… 音楽の先生だからだろうか、 ピアノを弾くと思われるその指先は硬く… その刺激は… いろいろ思いを巡らすのがどうでも良くなるほどに、 僕を気持ち良くさせていった。 「…あっ…先生の指…すごく硬くて気持ちいい…」 僕はビクビクと震えながら、言った。 そして、乳首を彼の愛撫に任せながら… 自分で、自分のズボンを脱ぎ捨てた。 「…気持ちよくて…こんなになった…」 「…」 園部は、それを見て…ゴクンと唾を飲み込んだ。 僕は、彼の手を離れて… 彼のズボンのボタンを外した。 そして下着ごと、少しずり下ろして… 園部のモノを引っ張り出した。 「先生も…気持ちよくなって…」 言いながら僕は、その場に跪き… その、既にいきり勃ったモノを… 両手で優しく包み込んで…その尖をそっと舐めた。 「…んんんっ」 園部が身体を捩らせた。 僕は彼のモノを、しっかりと口に含んだ。 そして舌を絡ませながら…抽挿させた。 「はっ…あ…あ…上手いな…」 そう言って園部は、僕の髪を撫でた。 僕は、それを握りながら… 顔を上げて、彼を見つめて言った。 「先生の、これが欲しい…」 「…」 「挿れてもいい?」 「…ああ」 その返事を聞いた僕は、 ゆっくり彼のズボンを…完全に脱がせた。 そして…園部のモノを握り、 自分のそこに命中するように彼の上に腰を下ろした。 「…んっ…んん…」 グリグリと…それは、僕の中に入ってきた。 「はっ…あっ…あああっ…」 奥まですっぽり入ったそれは… 僕の中で、ビクビクと脈を打った。 「あっ…あっ…気持ちいい…」 その度に僕はビクビク震えて喘いだ。 彼は僕の身体を押さえて… ちょうど目の前の、僕の乳首をペロペロとなめた。 「はあっ…あっ…」 僕は園部の首に両手を絡ませて、 更にビクビクと喘いだ。 「…もう…出ちゃいそう…」 僕の中の彼のモノが、ビクビクっとなった。 「先生…動いて…お願い…」 「…はぁ…はぁ…」 園部の息は上がっていた。 彼は僕の、腰の辺りをしっかりと押さえてて… 激しく腰を揺らした。 その擦れる刺激による快感が、 僕の身体の中を突き上げた… 彼の首に抱きついたまま… 僕はビクビクと身体を硬直さた。 「あっ…あっ…あああっ…」 大きく喘いで…僕は吐精した。 園部も、そのまま腰を動かし続けて… ほどなく、僕の中に吐き出した… 「…はぁ…はぁ…」 余韻に震えながら僕は…園部にそっと口付けた。 「先生…もっと僕に教えてもらえますか…?」

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