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第72話 はじめての逆レイプ

さっき出したばかりなのに全く萎えていないそれは、未使用見掛け倒しとはいえ有望と言える程のの素質をさらに見せつけた。硬さも変わっていない、完璧だ。前立腺を弄りたくてたまらないが、ここは健吾の反応を見ながらゆっくりやっていこう。 「なかあちゅい、よぉ……ど、どうして……入るの?」 健吾は初めて味わう快感に混乱する以前に、どうしてケツに太いものが入るのかといった反応だった。気持ちは分からんでもない、俺としてもついこの前まではこんな凶器みたいなもの入れるなんて正気の沙汰ではないと思っていた。今となってはこの行為が気持ちよくて仕方がないと、本気で思えるぐらいには淫乱になってしまったが。 容易く健吾のチンコを咥えた俺のケツは、早くも次なる刺激を求めて疼いていた。欲望の赴くままに上下に腰を揺するだけで快感を生み出して、それが俺の中で蓄積される。それはまるで胎が勝手に孕んでいくような錯覚を覚えるほどに、男として屈辱で、それを覆すぐらいに幸せで。 「ど、どうして?こんなことぉ……」 「どうしてもこうしてもない、お前から誘ったんだからちゃんと責任取れや。あー……疼いて仕方ねえ」 矛盾や理不尽を超えて一方通行な質疑応答も、どちらが男側なのかもわからない健吾のだらしのない喘ぎ声も、今は最高に刺さる。このセックスのセの字も知らない童貞に、初めてを叩き込んでいるのが自分なんだってのがちゃんと伝わってくる。 興奮したら本気出して反撃されるのをシュチュエーションとして少し考えていたが、このへっぴり越しを見るにそうはならないだろうな。少し物足りなくて残念だが、今はこの巨根の低身長ショタ(同い年)童貞とかいう、最高に属性マックスなクラスメイトの筆下ろしが出来るという特権で我慢しよう。あれもこれもと欲張るとバチが当たる。 「我慢しないでいっぱい出してもいいからな、遠慮なくドクドク入れてくれ」 「うぅん、きもちいぃよぉ……」 この後もどこが気持ちいいかちゃんと言えとか、お前からも腰振ってもいいよとか、昔の俺が聞いたらショックで魂抜け落ちそうなことをたくさん言った。健吾は素直に全部あんた相槌を打っていて、やはり可愛いと更に腰の動きが派手になる。そして比例するようにに喘ぎも大胆になっていくのがまた初心で可愛かった。 どれしばらくは筆下ろしされた元童貞の反応を楽しもうと調子こいていた所、直ぐに下にいるこいつは声を上げた。 「ごめんなさぃい!出ちゃうよぉ!」 もう出すのかよという早漏を揶揄う心の声と、きたきた! バッチこいとかいうド変態な心の声で、俺は真っ二つに分かれていた。身体はというと後者の意見に賛成なようで、胎をキュンキュンさせて種を受け入れようとしている。 ごめんなさいごめんなさいとガチ泣きな健吾は、大きくていやらしい声を出して、熱くてねっとりしとした気持ちいいのをたくさん胎にだした。こんなに意識がしっかりした中で中出しされるのは初めてだ、ゾクゾクするったらない。 俺の中に出されたそれは俺の胎内を蹂躙こそはすれど、何かを生み出すこともなく死んでいく。しかし擬似的にも俺を天国に登るような気分にさせてくれる、それだけでも十分に嬉しい。俺も少し声が出たが、健吾の声にかき消された。 「ふ、うぅ……なかなかいいぜ。だがまだまだ本番はここからだ」 「ほぇ?な、なんで……さっき出したのに」 「うるせーまだ満足してねえんだ。俺がイくまでだからちょっとの辛抱だぜ。まあ俺がイくまでに、お前が何回中出しすんのかは知らねえけど。数えてやるから気張れよ」 「ヒェ……」 可哀想なぐらいの涙ながらに、まるで許しを乞うような怯えた表情を見た。俺ってマジに淫魔になってんのかもしれない、だってそれすらも俺の快楽となって体に蓄積されるような気配がするから。それでも体を動かしてやれば、あんあんと気持ちよさそうな声を出すのがさらに俺を煽る。 まるで俺が健吾を抱いているようにも思えるが、ケツにある確かな快感は俺を現実に引き戻して見せる。このアンバランスさは、あれだな、すごく気持ちいい。もっと俺を満足させてくれよ、健吾。 「うぅぅ……ゆるひてぇ」 「何が許してだ、お互いに気持ちいいからいいだろ……? 素直に楽しんだほうがお得だぜ?」 俺は衝動と要望を主電源として、健吾が動かなくなる、それこそ失神するまでケツで犯した。何を言ってるのかわからんと思うが、ケツで抱き潰してやった。

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