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第5話
「?!何をするのだ、キングスカラー」
「てめぇを俺の尻でシバいてやる。テメェは俺のシバきを受け入れるんだろう?だったら黙ってシバかれろ」
レオナはそのままマレウスのペニスを口に含んで、愛触を始めた。
さすがのマレウスもこんな事態になるとは思っていなくて、目を丸くしてレオナのシバきを受け入れていた。
それにしても。
「慣れているな、キングスカラー」
まさか屋根の上でそんな行為をされるとは。
見物人でもいたら問題になるだろう、そういう思ったマレウスは魔法で自室に移動した。
「はぁ……」
瞬間移動の魔法に気付いたレオナは息継ぎの合間に周りを伺ったが、マレウスの部屋は必要最低限のものしかない様子だった。
「僕が他寮者を招いたのは初めてのことだ。嬉しく思う」
俺のことを気に留めることもしなかった相手今までいただろうかとレオナは苛立っていた。
しかしその苛立が、寧ろ新鮮にも感じ始めていたレオナの身体にうずきが走った。
凶器にも等しいマレウスの反り立ったペニスを一望してから、『はぁ……』と溜息をついてレオナは制服のズボンと下着を脱ぎ捨てて、その凶器をレオナのアナルの中にゆっくりと挿入れいった。
「はぁっ……、はぁ……」
今更異物感を感じる穴ではないと思っていたレオナは、感じたことのない快感に身を捩りながら上に一気に座り込んだ。
「なかなか、だな……。僕を誘うだけのことはある」
「オマエなんて、誘うわきゃねぇだろっ。あっ、あぁ」
幼い頃から男達のモノを咥え込むことになれていたアナルが、今はまでの男達とのモノとは違う未知の凶器が、とんでない快感を今更生むとは思っていなかったレオナは、そのままマレウスの上にへたり込んだ。
きっと今動かれたら、自分はとんでもないくらいです淫れてしまうだろう。
なら今すぐ止めなければならない、そう思い腰を上げようとした瞬間、マレウスの手がレオナの腰を掴んだ。
「僕は今とても嬉しいぞ、キングスカラー」
「なっ、はなせ……」
「僕をこれほどまでに悦ばせたことのある物は存在すらしなかった」
ぐったりと力を失ったレオナの身体を容易く持ち上げて体制を正常位に変えると、マレウスは腰を振った。
「あっ、や……!!ン、やめ、ろっ」
「僕のモノが全て中に入ったのは生まれて初めてのことだ」
「やめっ、ああ!!……でるっ」
レオナはとんでもない怪物を締めようとしていたことに後悔をしたと同時に、次のマジフト体外では絶対に負けないと誓った。
レオナはセックスでもマレウスをシバけなかった。
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