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第22話

「……おい、なんでオマエも爪を切ってねぇんだよ?」 数日後、またマレウスの部屋を訪れたレオナはまた抱き合った。 そしてそのマレウスも爪の処理をせずにいた。 レオナの胸の突起にマレウスの手が触れたときにそれに気づいたのだ。 「なんだ。お前は痛くされたほうが感じるのか、キングスカラー」 「だからって爪をわざと立てるか?仕返しのつもりかよ、オマエ相当性格悪いな」 憎まれ口を叩いても、することはする。 息継ぎの間を与えないくらいの口付けを交わすと、気持ちも昂ぶってくる。 「はっ、はぁ……」 「お前の唇も、……気持ちのいい柔らかさだ」 そう囁くと、マレウスの手はレオナのズボンを脱がせて先走る体液を溢れされるペニスに触れた。 「あぁ、……ん。痛ぇな」 「それはそうだろうな。僕も爪の手入れをしていない」 快感の合間にチクチクと当たるマレウスの爪に痛みを感じ、レオナはいつもより身体をビクリと震わせた。 いつもより快感が鋭くなった感じがする前戯はレオナの身体を喜ばせた。 「ん、……ああっ。あああ」 「なんだ、本当に感じているのか。いつもより早い」 まさかレオナが痛みでも感じる身体だと気付いてなかったマレウスはまたしても作戦は失敗だと思ったのだが。 レオナのアナルに指を挿入れたときに、叫びを上げた。 「っ痛ぇ!!オマエ、俺の中を引っ掻くなっ」 流石に中は駄目だったのだ。 「そうか、ここはデリケートだからな。この中を傷付けたら、流石のお前も病気になるだろうな」 それでもマレウスはそのまま中を引っ掻いた。 「ああっ、やめ……ろ!!」 快感と鋭い痛みが重なって、レオナは声を荒らげた。 「ならばお前も爪を切るか、キングスカラー」 「っ切る……から」 ようやくマレウスはレオナの爪をなんとか切らせる約束を取付けることに成功した。

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