32 / 104

第32話

それからのレオナは相変わらず変わらなかったが、ラギーはレオナの部屋に訪れなくなった。 マジフト部にすらラギーは現れなかった。 「レオナサン、ラギーサンはどうかされたんですかね?」 「知らねぇよ」 エペルすらラギーの変化に戸惑っている。 最初は放置していてもそのうち元に戻ると思っていたが、ラギーはレオナを避ける行動は一週間を過ぎても変わらなかった。 このままではいけないとレオナすら思ってきていた。 「めんどくせー……」 このレオナの口癖を言っても返事が来ない日が一週間以上も続く日が来るなんて。

ともだちにシェアしよう!