「茨の谷には猫がいない。お前がその最初の猫にしてやろう！！」 「おととい来やがれ、この腐れクソトカゲ野郎！！」 「僕は一昨日まで待てはしないっ」 「二度と無駄口をきけないように、この俺がトカゲの丸焼きにしてやる……」 マレウスは顔を合わせる度にレオナを口説いているのじゃが、一行にレオナは頷く気配はない。 これはわしの教育のせいなのじゃろう。 マレウスの分かりにくい口説き文句も見ていてとてももどかしいが、もう一人とても天然なシルバーはマレウスよりもとてもてが掛かる。 「わしの育て方が間違えているのじゃろうかの……」