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第46話

「茨の谷には猫がいない。お前がその最初の猫にしてやろう」 「おととい来やがれ、このクソトカゲ野郎!!」 「僕は一昨日まで待てはしないっ」 「二度と無駄口をきけないように、この俺がトカゲの丸焼きにしてやる……」 数日前に知ったレオナさんとディアソムニア寮の寮長マレウスさんとの身体の関係。 このやり取りは、マレウスさんが仕切にレオナさんを口説いていることに気付いた俺は、鈍感過ぎるレオナさんのどこをマレウスさんは好きになったのか、少し気になるところだった。 「どうして鋭いレオナさんは、自分のことになると鈍感になるッスかね……」

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