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第109話

おばあさまが主催のパーディーに出席したときだった。 人間の女が僕に声をかけてきた。 僕に興味があると言ったその女に僕も初めて人間に興味を感じて、会話を交わした。 その時女は『パーティーを抜け出して、少し休憩しませんか?』と言った。 女の瞳には熱いものを感じて、僕は拐かされているのかと瞬時に理解した。 その誘いにのったのは、おばあさまが見て見ぬ振りをしたからだ。 僕は初めて交わった。 その際に僕の下半身が規格外の大きさだと言うことを知った。 最中女は酷く痛みを訴えた為、行為が終わったあとの傷を魔法で癒やし家に返した。 初めて大人の誘いがきたが、こんなかたちで終わるなどやるせない気持ちになっていた僕にリリアは笑って言った。 「マレウスよ気にするな。わしは女性からの誘いはほぼかからぬ。それよりもおぬしにとっては声がかかっただけすごいことなのじゃぞ」 時期国王になってから招待状すら届かなくなっていた僕をそう言って慰めた。

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