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第115話 貴重で稀な日。

「お前は服の着こなしがだらしがない」 ある日マレウスはサバナクロー寮のレオナの部屋に訪れたときに言った。 「躾がなってねぇんだ。それに外できっちりしてるぶん部屋でどんな格好しようが俺の自由だろ」 「お前がきっちりしているところを見たことがないと僕は言っているのだ」 マレウスは露出しているレオナの首筋に口付けをしてキスマークを付けた。 「これでワイシャツのボタンを上まで止めなくてはな。これ見えてしまうぞ」 マレウスは勝ち誇ったようにそう言うが、レオナはしれっとしていた。 「別に隠すほどの関係じゃねぇだろうが。これも見えても俺は別に気にならねぇよ」 レオナは確かに黙っていれば顔が良いぶん遊んでいるように見えるだろう。 「そうか、では明日お前が隠したくなるように沢山つけてやろう」 その夜、マレウスはレオナの首筋や鎖骨を重点的に攻めた。

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