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第117話
数日前マレウスとリリア、そしてシルバーとセベクで食堂で昼食を食べていたときに、妖精族でなくては分からない小声でレオナの話題をしているサバナクロー寮生がいた。
『寮長の部屋着結構大胆で、胸が空いてて……』
『普段から寮長には妙に色気っつーか、俺も胸元に目がいくからなぁ』
『男子寮だし、女がいないぶんついつい』
その話を聞いたときに、確かにとマレウスも思ったのだ。
部屋着はラフな格好でいいぶん、つい隙ができる。
しかし制服でさえまともに着ていないレオナをマレウスと同じ目で見ている生徒がいたのだ。
それならばきちんと着付けなければ、そう思い今回こうなったのだった。
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