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第118話

マレウスの気苦労が多少は理解出来るリリアは、植物園の亜熱帯ゾーンで昼寝をしているレオナのワイシャツのボタンを上まで閉めた。 気配と匂いを消している状態なので、簡単に出来たが、これは今だけの一時凌ぎにしかならない。 「せめてレオナから良い返事が貰えれば、マレウスも少しは安心するのじゃがな」 リリアはレオナが起きるまで側に付いていることにした。 そして起きたレオナにリリアは事の訳を話した。

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