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第121話
「レオナは罪作りじゃのう」
マレウスの部屋の窓から外に出た途端、リリアから声を掛けられた。
「恋愛なんざ惚れたほうが負けなんだよ」
振り返って見ると、リリアは逆さのままぶら下がっていた。
「そうかも知れぬが、見事射止められれば惚れたほうが勝ちじゃよ。マレウスも腐っても妖精族じゃ、そう諦めは悪いと思うし、おぬし以外に好意を持てないかもしれぬしのう」
「それは俺の責任でもねぇだろうが」
「いいや。マレウスがおぬし以外の者に好意が持てなくなったら、レオナの責任じゃ!!」
リリアはレオナの背中に張り付くと、レオナは身動いた。
「リリア、テメェ放れやがれ!!」
「何故かマレウスはレオナ以外は相手にしないじゃ。マレウスは最初から意識していたのじゃから、おぬしはその好意に答えなければならん!!」
「言い掛かり以外の何物でもねぇこと言いやがって」
「もうこの際言い掛かりでも何でも良い!!頼むレオナ、マレウスの花嫁になってはくれぬか。王の花嫁は妃じゃぞ?茨の谷の王の一番じゃ!!一番偉い王の一番になれるのじゃぞ。おぬし一番になりたいのじゃろう?!」
「俺がなりたいのは夕焼けの草原の王だ、それ以上でもそれ以下でもねぇ!!」
レオナは無理矢理リリアを引っ剥がすと、ディアソムニア寮から去っていった。
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