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第123話

「リリア、キングスカラーに呪いを掛けていただろう」 「はて?わしはレオナがマレウスの花嫁になるよう声を掛けただけじゃが」 マレウスとリリアはその日の放課後に話していた。 「僕の力だけでキングスカラーを手に入れる。リリアは余計な真似はするな」 「安心せい、ラギーの助言によって打ち解かれたわい」 リリアは面白そうに笑った。 「笑いごとではない」 「レオナが呆けている間に、おぬしが結婚の約束こぎ着けてしまえば良かったものを」 リリアは一瞬まるでデュランのように冷たい表情を浮かべたと思うと、次の瞬間にはいつも通りに、微笑んでいた。 「既成事実よりも悪趣味なことをするとはな」 「おぬしの想いを寄せるの相手がもっと単純ならば、わしも苦労せぬがのう」 リリアはそう言い残すと部活動に消えていった。 「……キングスカラーが単純ならば、僕は奴に好意を抱かないだろう」 それくらい傲慢で我儘なレオナがマレウスは好きだったし、それはこれからも代わらないことだった。

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