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番外SS① 低レベルの争い(陽介vs稲本)
※以降のSSは、本編のネタバレを含みます。ご注意ください。
・その1
稲本「俺は、市川に二回も殴られたことがあるぞ(クセになりそうだ)」
陽介「それがどうした。俺なんか、蘭の焦げまくった野菜炒めを食ったことがある」
蘭「二人とも、頼むから止めてくれ……」
・その2
陽介「いい加減に、蘭を旧姓で呼ぶのは止めろ!」
稲本「でもな、『白柳蘭』よりも『市川蘭』の方が、姓名判断では良いんだぞ。『白柳蘭』の場合、運勢は悪いなあ。思いがけない人物と番になる、舅に苦労する、突然赤子の世話をするはめになる……」
陽介「でたらめ言うな。というか、結果を見て逆算してるだけだろうが」
稲本「でも、運勢が悪いのは事実だ」←勝ち誇ったように
陽介「(クソッ、何か勝てるものは……)見ろ! 星座占いでは、俺と蘭の相性は良いぞ!」
稲本「(チッ)血液型占いでは、俺との相性の方がいいんだ!」
陽介「血液型なんて、四パターンしかないだろうが。星座占いの方が、正確に決まってる!」
蘭(弁護士と記者の議論とは思えない……)
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