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第5話
「あ……ふ……ぅん、先輩もっとぉ……」
口端から唾液を溢れさせ、甘えた声を出して口付けを乞う姿に先程の面影はない。
「ね……もっとして……いつもの、して、先輩」
熱に浮かされた瞳で、アキラを求める姿は淫靡でひどく扇情的だった。
アキラは知らず知らずのうちに喉を鳴らす。
ーーああ、俺好みに仕上がってきた。最高だよ、お前は。
ーー全く、こんな姿、はしたなくて、誰にも見せられない。俺の箱庭で大切に飼うことにするよ。
ーーそう、俺に近づいた、お前が悪い。
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