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19-1 ※鷲尾×真鍋、攻めフェラ、大スカ、食糞

 真鍋を監禁して二週間が経つ。飲食は摂らせているし、真鍋を使ってオナホのごとくアナルセックスもしている。  そしてもちろん、その後は身体も清潔にしてやっている。それは真鍋の為というよりは、仮住まいとはいえ部屋が汚れるのは癪に触るからだ。  しかし、それだけでは意味がない。真鍋がわずかとはいえこの生活に順応してきた、胸を撫で下ろす頃合いを見計らって、いつも着々と行為をエスカレートさせていった。  今夜は排泄を行わせる。だがそれは浣腸液を使わず、整腸剤を飲ませてのなるべく自然に近い排便だった。  決して便秘という訳ではないが、やはり鷲尾に排泄を見られるのも処理をされるのも嫌なようで、真鍋は意図して我慢することが多かった。  肛門の周りにも生えている剛毛がヒクヒクと揺れ、肝心の真鍋は必死にアナルを窄めて迫り来る便意と戦っている。  何度経験しても、相変わらず真鍋の羞恥は激しいものだった。  鷲尾は真鍋が排便を終えるのを、あぐらをかき、欠伸さえしながら待っていた。 「まだですかぁ~」 「ふぅ……ふぅ……だ、出すから……あっち行ってろ」 「駄目ですよ。きちんと俺の前で全てひり出しなさい」 「はぁっ……ハァッ……クソ……俺みてぇなオッサンのこんなとこ見て、何が楽しいっつうんだ……特殊性癖のド変態野郎が……」 「まあまあ、そう恥ずかしがらずに。お互い裸のお付き合いをした仲ではないですか。難しいと言うなら、俺が手伝って差し上げましょうか? それともお薬追加しま」 「や……やめろっ!」  遮るように真鍋が吐き捨てた。もう十分に限界が見えているようだ。それを理性と括約筋とで、必死に留めているだけ。 「でも、このまま我慢してもつらいだけですよ。そうだ、真鍋さんが気持ちよく出せるようにしてあげましょうかね」  ため息をついた鷲尾の手が真鍋の下半身に伸びる。マッサージでもされるのかと思いきや、鷲尾の手は萎えたペニスに及んだ。  それには真鍋も意外でしかなく、軽く腰を揺すった。だが、そんな些細な抵抗も虚しく、すぐに鷲尾の口の中へ全体像が消えてしまう。 「何してっ……ふざけんな、おいっ! やめろ……そんなこと、しなくて……いいっ」 「んー? 何れふか? 気持ちいいって?」 「ンな訳あるかっ!!」  大声で叫んでしまったのと、鷲尾が思い切り裏筋部分をしゃぶり上げたのと。同時の衝撃で真鍋の排泄欲が強くなる。 「じゅるぅっ……うむ……真鍋さんのこのカリ高極太チンポ……ものすごくご立派ですよねぇ……散々女をよがらせてきたんでしょうねぇ……それが今では男にしゃぶられて、ケツマンも弄り倒される始末……くくっ」 「うるせぇ……うるせぇうるせぇ……っぐ、ぅ」 「素直に感じてくれていいんですよ? その為にやってるんですから……」  鷲尾のやり方は男の弱い部分を完全に掌握していた。  剥けた亀頭を分泌させた唾液でジュルジュル下品な音を鳴らして舐り回し、竿全体をスナップを利かせた動きで扱き倒す。  かと思えば、血が集まり始めて膨らんだ怒張を楽しそうに口いっぱいに頬張って、強く吸い付きながら頭を上下に動かす。  視線のやり場に困る真鍋と目が合うと、フッと底意地の悪い笑みで見上げる。  今までは苦痛しか与えられて来なかったこともあり、真鍋の逸物はすぐに反応を示した。相手が男だろうが何だろうが、溜まりに溜まった射精欲は止まることを知らない。  無理やり高められて、真鍋は遂にその時を迎えた。きつく眉根を寄せ、歯を食いしばって吐精した。 「は、ぐっ! ぁがっ……あぁあっ……くふうぅううウウ~~ッ!」  鷲尾が顔を離さないものだから、全て口内に注ぎ込むこととなった。  ドクドクと脈打つそれが最後の一滴を注ぎ終えるまで、鷲尾は鉄仮面を被ったかのように表情を崩さず平然としていた。  ようやく口から離れると、鷲尾は口内に絡みつく濃い精子を、ワインのテイスティングをするみたいに舌を転がして味わっていた。  どこか満足して頷くと、何の遠慮もなく飲み干していく。 「思ったより味も臭みもないですね。まあ合格点かな」 「なにが合格だ……意味がわからねぇんだよ……クソッ……っはぁ……」  真鍋にとってはどんな拷問より、この年下の悪魔に精を搾取され、なおかつ感じてしまったことの方が悔しくてたまらない。  全身を紅潮させ、もう鷲尾の顔を見ないようにしている。  しかし、射精によって弛緩した身体は、排泄欲を抑えることができない。瞬時にまた腹の下りを意識した。 「うっ、ううぅぅ……っぐが……」 「だから、我慢は身体に毒ですよ? 幸いザーメンの味からするとあなたは年相応に健康のようですし、欲望に忠実になった方がきっと身も心もすっきりします」 「黙れ…………ッ」  真鍋はドスの利いた声で言うが、もう腹の中身は直腸まで降りて来ている。あと一息でも息めば、尻穴から不浄の塊が顔を出してしまう。  やがて真鍋も力尽き、低く呻きながらシートの上に便を排出した。  硬すぎず柔らかすぎず、大きすぎず小さすぎず。大柄な真鍋でも、体内から出てくるものは実に平凡なそれだ。  大便独特の悪臭が漂う中、鷲尾は赤子にするように尻を丁寧に拭いてやった。  そうして、真鍋が恥辱に顔を背けているのを良いことに──あろうことか真鍋の出した糞をすくうと、躊躇なく口に運んだ。 「うーん……こんな生活してるって言うのに、実に健康的だ。やはり俺の料理をきちんと食べている成果、ですかね」 「な……にを、してやがる……」  さも当然のように食糞を行う鷲尾に、さすがの真鍋も目を見開き、こいつは本当に同じ人間かといったような侮蔑と恐怖が入り混じった表情をしていた。  本来糞は味としてはとても苦いものだが、真鍋のものは比較的癖がなかった。腸内細菌が良くなっているのだろうか。  まあ、死ぬほどまずくても完食できなかったものはないから、えずいたり実際に嘔吐したりする気持ちがわからないし、そんなことをする奴はなんて失礼なのだとも思う。  それは尿も精液も同じで、排泄物の多くは所詮は人が摂取したものでできているのだ。  果物を多く摂っている者や糖尿患者はどことなく甘いし、野菜中心の者はサラッとしていたり、生活習慣が滅茶苦茶な者のそれは普通にまずくて頭に来る。  そういえば、真鍋がここに来て以来、煙草とコーヒーと飲酒といった嗜好品は一切禁止にしている。だから精液特有のえぐみが薄れているのかもしれない。  むしろ機械で精密検査をするよりも簡易的に健康管理をできるのだから、引いている暇があるのなら感謝さえしてほしいくらいだ。 「見ての通り味見ですよ。自分が食べられないものを出す主義ではないのでね」 「信っじられねぇ……テメェの糞すら食ってまで生きろっていうのかよ……」  子供が間違って土粘土を食べてしまっただけでも大変なことだというのに、まさに粘土のような質のそれをゆっくりと噛み締めて味わっている鷲尾。 「お前は……ヤクザよりよっぽど頭沸いてるぜ……ハハハ」  脱糞の疲れと屈辱と、出したものを平気で口にする鷲尾と。異常事態が重なり、真鍋が乾いた声で笑う。  ようやく鷲尾と関わってしまったことの重大さに気付いたといったところだ。 「……殺せよ」 「え?」 「殺せって言ってんだよ。目障りな奴はこうやって拷問して排除する……どうせそれが望みなんだろ? ならとっととやれよ。確かに俺は、お前の言う通り、死んでも何の価値もない……いや、黒瀧に喧嘩売った時に死ぬはずだった人間なんだ。さあ殺れ! 一思いに殺れよ!!」 「……ふ」  何もわかっちゃいないな、この人は。  そんなため息とも、嘲笑ともとれるような吐息が漏れた。

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