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第3話 - ①

とあるコンビニにて ■■■■■■■■■■ 「いらっしゃいませー!」 学校帰りにあるコンビニで、週3ペースのバイトが俺の日課 今日も学校が終わってすぐに直行した俺は 「よしッジュース、オッケー!」 手慣れたレジを巧みに操り、商品陳列と精を出す 昼時には混み合うこの店も、俺が入る夕方はボチボチと人が来るばかりで 暇でも忙しくもない適度な人の入りが気に入っていたりもする と、いつもの様にこなしていれば ピロロリン‥‥ 入店の知らせるメロディが鳴り 反射的に入口の方へ振り向いた俺は 「いらっしゃいまッ‥‥」 「‥‥犬井?」 固まった 「あー、今日はもう‥‥店じまいでーす」 「は?」 「またのお越しお待ちしてまーす」 「なに!?」 「猿は入店拒否でーす」 「テメェッ!」 学校だけでも嫌なのに、学校の外でも会いたく無い猿倉が目の前に居て、苦虫を噛み潰したような顔になる 相変わらずデカくて態度悪ィし なんと言っても コイツが入って来た途端、店にいた女の人が熱い視線を送り始めた この俺でも気がつく程の分かりやすい発信でも コイツは知らん顔状態で、ズカズカと俺に近づいて来て… (つーか、なんで居んだよッ 他にコンビニなんか沢山あるだろうがッ) そんな俺の心の声が聞こえているかのように 「なんだバカ犬は、ここでバイトしてるのかよ」 フフンッ と鼻を鳴らすかのように、挑戦的な目が俺を見据えてくる

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