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第13-4話●学びゆく彼

 何も知らぬ彼の指が中ほどまで埋まり、クッ、と私が崩れてしまう所を浅く押してくる。たったそれだけで、 「アッ……ふ、ぅ……っ」  私の体が大きく跳ね、走り抜けた甘き痺れに感じ入ってしまう。  急な反応に彼は驚き手を止めてしまうが、私の腰が強請るように揺れ、熱く潤んだ瞳を向ければ、今度は押し込みを強めて快楽の元を愛でてくれた。  目の前が点滅し、隙を見せぬようきれいに積み上げてきた私という皮が、彼によって引き剥がされていく。  陛下の信が厚い、妻を娶る暇もなく国へ尽くす、若くして宰相の肩書きを得た男――その中身は、陛下への欲情に身を余す醜悪な生き物。  もっと私を堕として欲しくて、私は熱く喘ぎながら彼にしがみつき、耳元に欲情で火照った息を吐きかける。そこへ軽く耳を甘噛みしてやれば、彼の息は乱れ、中を暴く彼の指が落ち着きなく掻き混ぜる動きを取る。 「ん……ふ、ふ……早く、挿れたいですか……? でも、まだ……もっと、私を壊して……酷くおかしくなった私を、貴方に奪って欲しい……」 「は……はい、エケミル、様……」 「今は、エケミル、と……ぁ……っ……呼んで……」  掠れた声で私がささやかに請えば、彼は固い動きで小さく頷く。  勇気を溜めるように私の髪や額へと唇を何度も落とした後、やっと彼の唇が私に応えかける。

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