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第22-1話●※変わり果てても
◆ ◆ ◆
先王陛下を失った後、俺から迫り、夜の秘め事を再開させてしまった日から、エケミル様は変わられた。
表向きは優れた宰相として力を振るい、幼き王を立てる忠臣として振る舞われる。
しかし裏では他国の商人を介し、この国に隣接している国々と密かに通じ、何かを進めようとされていた。
詳しい内容は分からない。あくまで俺は陰に隠れながらエケミル様を守る護衛。俺から立ち入ったことは聞けない。
ただエケミル様はどこか楽しげで、その姿が俺には嬉しかった。
ずっと我慢し続けていたエケミル様が、自由に生きておられる。
宰相のまま心を抑えずに過ごす姿に、俺は心から安堵し、その姿が愛おしくてたまらなかった。
そして自由を謳歌するように、エケミル様は俺との交わりを求めたがった。
今までは決して許さなかった時であったとしてでも――。
「ふ、ぅ……っ……もっと、揺らして……アっ……ぅぅ……そう、このまま……あっ、ぁぁ――」
昼下がり、王宮から戻ったエケミル様はすぐに俺を寝所へ呼んだ。
そして闇に隠れることなく、明るい中で俺と交わり、淫らに喘ぎながら何度も悦びの声を上げ、快楽に果てた。
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