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第67話仕返しエッチ②
「あ……、あっ……ああっ……浩貴っ……」
「翔多……、ほら、ココだろ……?」
浩貴が快感の吐息混じりの声で囁きながら、翔多のイイところを執拗に突き上げると、彼はとうとうすすり泣き始めた。
「や……、やだ……、浩貴……、そこ、ばっかり……やだ……」
「気持ちイイくせに……」
耳元で熱く囁き、よりいっそう翔多の弱い場所を攻める。
「あ……、ああ……、も……許して……浩貴……」
快感に喘ぎ泣く恋人の姿を、浩貴は自分もまた、めくるめく快楽の海に沈みながら愛おしく見つめる。
とてもかわいくて、綺麗な、オレの、オレだけの翔多……。
「好きだよ……翔多……好きだ……」
「オレも……好き……浩貴……、あっ……も、ダメ……イク……」
翔多の体が小さく震え出す。
浩貴のほうも限界が近かった。
「オレも、イキそう……、翔多……」
そして、翔多の中をより深く強く突き上げると、
「浩貴っ……あっ……ああっ……」
甘く掠れる声をあげ、翔多が高みへ昇りつめた。
そのときの翔多の締め付けのきつさに、浩貴も耐えきれず、
「翔多……、んっ……」
彼の奥深くへたっぷりと射精した。
荒い呼吸が広い部屋に響いていた。
二人は繋がったままでお互いの存在を感じ合っていた。
やがて呼吸が整ってくると、浩貴は翔多に口づけをした。けれども翔多はどこか焦点が定まらない瞳で、ぼんやりとされるがままだ。
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