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第68話 仕返しエッチ③
翔多はまだ快感のあとの余韻にたゆたい、雲の上にいるといった感じである。
そんな恋人の姿はとてもエロくて、浩貴の欲望の炎が再び大きくなるのはすぐだった。
「翔多……」
名前を呼びながら、浩貴は繋がったままだった体をいったん離すと、翔多が放った愛液を自分の中指にたっぷりと絡ませ、彼の中へ沈めた。
翔多の中は浩貴の放った愛液で潤っていて、指はすんなりと奥深くまで入り込む。
翔多は一度目の絶頂の余韻も消えないうちに、そこを指で淫らに探られることに、体も感情もついて来れないのか、弱々しく体をひねって逃れようとしている。
「浩貴……やだ、……待って……あっ……」
「そんなこと言ってもダメ。今日はおまえが気を失うまでするって、言っただろ?」
耳元でわざと意地悪っぽく囁いてから、浩貴は翔多の弱い場所を指でえぐるようにして擦りあげた。
「あっ……、や……、あ、あああ……」
翔多が大きく体を波打たせて、二度目の絶頂へ達した。
「かわいい……、翔多……。そんなに気持ちよかった?」
浩貴が恋人の顔を覗き込もうとすると、彼は両手で顔を隠してしまう。
「顔、見せて……、翔多」
強引に両手を顔から離させ、快感と恥じらいで泣きそうな顔をしている翔多を見つめた。
「浩貴、もう、許して……」
翔多の言葉をキスで封じた。
「まだまだ終わらないよ? 翔多。オレのことだけしか考えられなくなるまで……」
浩貴は翔多の中から指を抜くと、彼の体をうつ伏せにした。
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