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第136話 屋上での情交
唇で乳首を愛してやりながら、右手で翔多のズボンのベルトを外し、ジッパーを降ろす。
そして下着の中へと手を入れ、彼のそれを上下に擦りあげた。
「あっ……ああ……」
翔多の甘く掠れた声が高い空へ吸い込まれて消えていき、すぐに高みへと昇りつめた。
「……翔多、おまえ今、すごいエロい……」
浩貴はイッたばかりの恋人の姿を見つめると、そう囁いた。
翔多は絶頂の余韻を引きずったまま、呼吸も整わないでいる。瞳は快楽にとろんと潤み、唇は浩貴を誘うかのように半開きで……。
制服のズボンは下着ごと脱がせてしまったので、下半身はむき出しで、上半身もシャツを羽織っているだけで前は全開状態。
浩貴がじっくりと愛した桜色の乳首は濡れて光っている。体中に浩貴が刻んだキスの跡が艶めかしい。
「……浩貴……」
不意に翔多が、ゾクッとするほど色っぽい声で名前を呼んできた。
「浩貴……早く、欲しい……」
「翔多っ……」
ねだられるまでもなく、浩貴の雄は翔多を求めて、これ以上はないくらいに昂ぶっていて、今にも制服のズボンを突き破りそうだった。
浩貴は性急な仕草でズボンの前をくつろげると、翔多の最奥めがけて自身の雄を突き入れた。
「ああっ……あっ……浩貴っ……浩、貴……」
「……っ……翔多……」
快感が大きすぎるのか、翔多は泣いているような声を出して、体を震わせている。浩貴もまた彼の中の熱さと狭さに、低い喘ぎが漏れてしまう。
二人、体を重ねるごとに感じる快楽は大きくなっていくようだった。
浩貴は翔多を自分の膝の上に座らせると、彼の細い腰をつかみ、上下に激しく揺さぶった。
「あっ……あっ……、浩貴っ……」
翔多の背中が大きくしなり、愛液をほとばしらせる。彼がイッた瞬間、翔多の内壁がキュッと強く浩貴を締め付けてきて……。
こらえきれず浩貴もまた、翔多の体内で愛と欲望の証を解き放った。
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