37 / 90

新曲にやられる(4)

「はぁ…ああ…ごめん…シルクー」 寝たまま、息を荒げながらのサエゾウが、 シルクを見上げて言った。 カイはゆっくりサエゾウから引き出した。 そしてカイは、シルクの背後に回り、 後ろから彼の胸元を弄った。 サエゾウも起き上がった。 そしてシルクの腕から僕の身体を引き剥がした。 「ちょっと見ててね」 サエゾウはそう言って 僕をそこら辺の椅子に座らせた。 そして、サエゾウは、シルクの腰元に座って、 彼のズボンを脱がせた。 「…んんっ…」 シルクが身を捩らせた。 サエゾウは、彼の露わになった、いきり立ったモノを 右手で掴んで、口に咥えた。 「はっ…ああっ…」 シルクは、ビクビクと震えていた。 シルクさんが… 2人に攻められて…感じてる… その図は、妙に僕を興奮させた… そして、思った。 そうか…この人達は… こうして身体を契っているからこそ、 あんなサウンドが出せるのかもしれない… しばらく彼のモノを玩んでいたサエゾウが言った。 「やっぱカオルに挿れたいよね?」 「…んっ」 そしてサエゾウは僕の方を見た。 「おいで…」 言われるがまま…僕は立ち上がった。 僕も、この人たちのサウンドに 混ざりたくて仕方がない気持ちになっていた。 近寄っていった僕の身体を、 ガバッと、サエゾウが羽交い締めにした。 そしてシルクの前に差し出した。 「僕が勃たせたやつを…挿れて」 シルクは、息を上げながら、僕の足元に膝をつき… 僕の両足を開いた。 その間もカイは、彼の乳首から手を離さなかった。 サエゾウは、羽交い締めながら、 僕のシャツを捲り上げた。 「…あっ…あ…」 乳首が露わになった。 僕はまた、ビクッとなった。 シルクはそんな僕を見ながら、気持ち良さそうに… 自分のモノを、僕の中に押し込んだ。 「…あっ…ああっ」 「ん…はっ…あ…」 押し込みながら…シルクは、 露わになった僕の乳首に口付けた。 「はぁっ…あっ…」 僕はビクビクと震えた。 しかもサエゾウは…もう片方の乳首を愛撫しながら、 僕のモノを握ってきた。 「あっ…んんっ…あっ…」 そんな色々な刺激が相まって… 僕の身体は、またも快感の渦に飲み込まれていった。 シルクが激しく腰を揺らした。 「んっ…ああっ…あっ」 カイは彼の乳首を愛撫し続けていた。 カイの愛撫に反応して、 シルクのモノが脈を上げているのが、 僕にも伝わってきた。 まさに彼らのサウンドに… 僕も身体を合わせている感覚だった。 カイとシルクの重低音に突かれながら… サエゾウのメロディーに愛撫されていた… 「は…あああっ…」 僕は歌うように…喘いだ。 「いい声だね…カオル…」 言いながらシルクは乳首から口を離し… その口で、僕のくちびるを塞いだ。 「…んんっ…んっ…」 「…んっ…ふっ…ああっ…」 そしてシルクはビクビクと身体を反らして、 僕の中に吐き出した。 彼のモノが…余韻でまた、 僕の中でビクビクと震えた。 「…んっ…んんっ…」 その度、僕も、気持ちよく身体を捩らせた。 「カオルってさ、ホントに感度いいよね…」 サエゾウは僕のモノを擦る手を早めながら… 僕の耳元で囁くように言った。 「んあっ…あっ…ああ…」 その台詞にもやられて… 僕もほどなく… またも、サエゾウの手で、イかされた。 「はぁ…ぁ…」 僕の中の、シルクのモノが、 まだ少し、震えていた。 それがまた、とても心地がよかった… 「シルクも抜けたところで、いったん休憩しますか」 カイがしれっと言った。 「そーね、カオル、立てる?」 サエゾウが言った。 さっきへたれ込んでた あなたに言われたくないです… シルクもゆっくり、僕から引き抜いた。 少しだけ…残念な気がした。 色々お片付けをして… 僕らはカウンターに並んで座り… 改めて乾杯した。 「お疲れー」 「にゃー」 「やっぱ大変なことになっちゃったね、この曲…」 「まーいたしかたないな…予想通りよ」 僕はおそるおそる訊いた。 「でもコレ…LIVEでもやるんですよね…」 「当然じゃん、カオルの曲もやるよー」 はあーそうですよね… また本番が恐ろしいな… 「処理係、できないのが残念過ぎるよなー」 「いやでも、今回は、俺らも処理必須かもよ…」 「確かにヤバいな…」 「いっそ、ショウヤさんに営業お願いするってのはどうでしょう?」 僕は思い切って提案してみた。 「無いな」 「あーそりゃダメだわ」 「あいつ女子ホント無理だし」 ショウヤさん ボロクソに否定されてしまいましたよ…

ともだちにシェアしよう!